株価指数先物【引け後コメント】 直近安値水準までの調整を経て、いったんはリバウンドが意識されよう

市況
2022年1月14日 18時47分

大阪3月限

日経225先物 28190 -360 (-1.26%)

TOPIX先物 1982.0 -23.5 (-1.17%)

日経225先物(3月限)は、前日比360円安の2万8190円で取引を終了。寄り付きは2万8310円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8275円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。ただし、開始直後につけた2万8320円を高値に下げ幅を広げると、前場半ばには節目の2万8000円を割り込んだ。売り一巡後に下げ渋る動きも見られたが、前引けにかけて再び弱い値動きとなり、一時2万7850円と昨年12月21日(ナイトセッションを含む)以来の水準まで下落した。後場はややショートカバーが優勢となるなかで2万8000円を上回っての推移だった。

SQ値(2万8266円57銭)をクリアできなかったことから売り方優位のセンチメントに傾くなか、2万8000円割れを想定したショートの動きが強まったようだ。ただし、昨年12月21日の直近安値水準までの調整を経て、いったんはボトム形成を想定したリバウンドの動きが意識されよう。2万8000円~2万8500円のレンジ下限から5日移動平均線が位置するレンジ上限を試す形で、短期的なロングは入りやすいだろう。

グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移している。週明け17日の米国市場は休場となることから商いは膨らみづらいものの、短期的なリバウンド狙いの動きは見られそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.22倍と横ばいでの推移だった。ただし、14.20倍割れでは底堅さも見られているため、NTショートの巻き戻しの動きを見せてくるかを見極めたいところである。

手口面では、日経225先物はJPモルガンが1810枚、みずほが930枚、BofAが650枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1880枚、野村が830枚、三菱UFJが730枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが2910枚、ゴールドマンが2000枚、モルガンSが800枚、クレディスイスが720枚程度の売り越しに対して、BNPパリバが2080枚、大和が2030枚、みずほが1380枚程度の買い越しだった。

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