佐鳥電機が急反落、22年5月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感
佐鳥電機<7420>が急反落している。前週末14日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を1165億円から1240億円(前期比17.2%増)へ、営業利益を14億5000万円から18億円(同2.0倍)へ、最終利益を12億円から15億円(同2.9倍)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感からこの日は売り優勢の展開となっている。
上期に続き、リモートワーク需要拡大による電子部品の販売や産業インフラ向け事業の拡大が寄与するという。なお、同時に発表した第2四半期累計(6~11月)決算は、売上高626億7700万円(前年同期比21.2%増)、営業利益10億4800万円(同3.7倍)、最終利益8億9200万円(前年同期1億5300万円の赤字)だった。
また、電子部品の卸販売を行うインドのSMエレクトロニクス社へ出資するとあわせて発表した。SMエレクトロニクス社株式の25.1%を第三者割当増資及び株式譲渡の方法で取得し、持ち分法適用関連会社とする。ローカル企業、特に二輪メーカーをカスタマーベースにもつSMエレクトロニクス社に対して、佐鳥電機の取扱商品をクロスセルすることでシナジー効果を捻出し、海外事業の更なる成長を図ることが目的としている。