話題株ピックアップ【夕刊】(1):ベイカレント、SHIFT、メルカリ

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2022年1月17日 15時12分

■ベイカレント <6532>  42,100円  +5,900 円 (+16.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

ベイカレント・コンサルティング<6532>が一時ストップ高。前週末14日の取引終了後、22年2月期の単独業績予想について、売上高を510億円から565億円(前期比31.8%増)へ、営業利益を160億円から210億円(同55.0%増)へ、純利益を115億円から151億6000万円(同51.4%増)へ上方修正し、あわせて100円を予定していた期末配当予想を160円に引き上げたことが好感された。前期に増員したコンサルタントの戦力化が進んだことに加えて、引き続きDXや事業戦略に関するプロジェクトを順調に受注することができ、これらの高付加価値案件の増加と収益性の向上が寄与する見通し。なお、年間配当予想は250円(前期170円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高415億8300万円(前年同期比36.1%増)、営業利益152億7100万円(同68.5%増)、純利益110億3300万円(同81.8%増)だった。

■SHIFT <3697>  19,300円  +1,520 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

SHIFT<3697>は急反騰。前週末14日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を630億円から635億円(前期比38.0%増)へ、営業利益を57億円から63億円(同57.7%増)へ、純利益を37億円から42億円(同49.0%増)へ上方修正したことが好感された。第1四半期において営業活動の強化による好調な受注状況、戦略的な採用活動の推進や効率的な配員計画の実施などにより安定的に高い稼働率を実現し、売上高・各利益ともに高い成長を実現できたことが要因としている。なお、第1四半期(9~11月)決算は、売上高142億7000万円(前年同期比51.5%増)、営業利益19億5300万円(同3.6倍)、純利益13億8000万円(同3.3倍)だった。

■ベクトル <6058>  1,161円  +91 円 (+8.5%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

ベクトル<6058>は3日ぶり大幅反発。同社は14日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は38億5000万円(前年同期比91.0%増)と発表した。通期計画48億円(前期比2.1倍)に対する進捗率は80.2%。PR・広告は国内事業が業績を牽引し、プレスリリースは利用企業社数が拡大したため、過去最高を更新したとしている。

■クリレスHD <3387>  731円  +46 円 (+6.7%)  本日終値

クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は3日ぶり大幅反発。同社は14日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は117億2000万円(前年同期は92億3000万円の赤字)と発表した。会社計画108億円(前期は141億8100万円の赤字)を超過達成しており、好感されているようだ。少ない売り上げでも利益を出せるコスト構造への転換が完了し、定着したほか、当初の見込みを超えた協力金や雇用調整助成金などの下支えもあったとしている。なお、新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せないとして、通期見通しは据え置くとした。

■JKホールディングス <9896>  1,112円  +61 円 (+5.8%)  本日終値

JKホールディングス<9896>が大幅反発。前週末14日の取引終了後、木材及び建築資材の販売を手掛けるダイエイ(福島県いわき市)の自社株の処分と並行して行われる第三者割当増資を引き受け子会社化すると発表しており、これが好材料視された。今回の子会社化により、同社グループの福島県内における基盤が拡充され、同地区での更なるサービスの提供を図ることが狙い。なお、今後の業績に与える影響は軽微としている。

■ジンズホールディングス <3046>  7,240円  +380 円 (+5.5%)  本日終値

ジンズホールディングス<3046>が大幅高で3日ぶりに反発。前週末14日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を707億円から711億5500万円(前期比11.4%増)へ、営業利益を63億円から71億7700万円(同42.1%増)へ、純利益を33億円から40億3300万円(同22.5%増)へ上方修正し、あわせて8円を予定していた中間配当を17円へ引き上げたことが好感された。全国的に緊急事態宣言などが解除されたことにより、国内アイウェア事業で想定以上の客足の回復が見られたことに加えて、広告宣伝費をはじめとする販管費の抑制が寄与する。なお、年間配当は54円(前期45円)となる予定だ。同時に発表した第1四半期(9~11月)は、売上高152億7500万円(前年同期比3.1%増)、営業利益5億7700万円(同26.0%減)、純利益4億3300万円(同17.4%増)だった。

■TSIホールディングス <3608>  345円  +18 円 (+5.5%)  本日終値

TSIホールディングス<3608>は急反発。前週末14日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、営業利益を11億円から24億円(前期118億4300万円の赤字)へ、純利益を16億6000万円から23億円(前期比40.4%減)へ上方修正したことが好感された。一部事業の撤退を織り込んだことで売上高は1524億円から1406億円(同4.9%増)へ下方修正した。ただ、仕入及び販売コストを抑制するとともに、プロパー消化率の向上に努めたことで在庫評価損の圧縮分を含めて売上総利益が改善し、利益は従来予想を上回る見通しだ。なお、第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高1039億1500万円(前年同期比6.9%増)、営業利益51億8000万円(前年同期82億7100万円の赤字)、最終利益54億6500万円(同111憶02600万円の赤字)だった。

■キャンドゥ <2698>  2,304円  +114 円 (+5.2%)  本日終値

キャンドゥ<2698>が大幅高で4日ぶりに反発。前週末14日の取引終了後に発表した「キャンドゥ×イオン 5カ年計画」でイオン<8267>グループとのシナジーを最大化することで26年11月期の国内総店舗数を2000店(21年11月期1180店)にすると発表したことが好感された。イオングループの多様なプラットフォームや事業とデジタルシフト・キャッシュレス決済の拡大に、エッセンシャル業態としてのキャンドゥの強みを合わせることで、双方の顧客満足度向上を図るという。これにより26年11月期の営業利益を62億5000万円(同9億6400万円)へ引き上げる計画だ。なお、22年11月期は、売上高767億円(前期比4.9%増)、営業利益10億6000万円(同9.9%増)を見込む。

■メルカリ <4385>  4,945円  +180 円 (+3.8%)  本日終値

メルカリ<4385>が大幅高で3日ぶりに反発。前週末14日の取引終了後、同日付で東証プライム市場への市場区分変更申請を行ったと発表しており、これが好材料視された。同社は昨年10月29日に、中長期での成長や企業価値の更なる向上を目指すためにプライム市場への市場変更申請の準備を行うと発表していた。現時点で承認の可否や承認日は未定。なお同社は、4月4日の新市場区分移行日はグロース市場に移行する予定となっている。

■スタジオアリス <2305>  2,134円  +65 円 (+3.1%)  本日終値

スタジオアリス<2305>は続伸。同社は14日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は56億7500万円(前年同期比47.9%増)と発表した。通期計画50億円(前期比5.7%増)を超過達成したが、業績予想は据え置かれた。写真事業、衣装製造卸売事業ともに堅調であり、業績は概ね当初計画どおり推移しているとした。あわせて発表した12月度月次売上高は前年同月比17.0%増となり、5月度以来、7カ月ぶりの上振れとなった。撮影件数(客数)は既存店ベースで同5.7%増、全店ベースも同5.7%増だった。

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