話題株ピックアップ【夕刊】(2):イオンモール、シンバイオ、キヤノン

注目
2022年1月18日 15時28分

■青山財産ネットワークス <8929>  1,272円  +16 円 (+1.3%)  本日終値

青山財産ネットワークス<8929>が3日ぶりに反発。17日の取引終了後、集計中の21年12月期の連結業績について、売上高が210億円から240億円(前の期比25.5%増)へ、営業利益が16億3000万円から18億5000万円(同42.0%増)へ、純利益が12億8000万円から14億5000万円(同81.3%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。顧客の旺盛なニーズに支えられ、「ADVANTAGE CLUB」の組成が目標を上回ることができたことなどが要因としている。

■平田機工 <6258>  6,520円  +70 円 (+1.1%)  本日終値

平田機工<6258>が大幅続伸。17日の取引終了後、大手自動車メーカーから内燃機関系設備の大型案件を受注したと発表しており、これが好材料視された。受注金額は約58億円で、既に取引実績のある相手先からの受注という。なお、業績への影響は一部は22年3月期予想に織り込んでいるものの、その他については来期以降の業績に寄与するとしている。

■イオンモール <8905>  1,619円  +14 円 (+0.9%)  本日終値

イオンモール<8905>が続伸。全体相場が上昇するなか、値を上げたが、市場には同社の今期業績に対する警戒感も出ている。SMBC日興証券は17日、同社株の投資評価「2」を継続するとともに、目標株価を1870円から1850円に引き下げた。同証券では新型コロナウイルス感染拡大の影響で22年2月期業績は大きく下振れるとみている。具体的には、日本では9月の緊急事態宣言解除後の消費の回復がやや遅く、オミクロン株の影響もあり本格的な利益回復は見込めないこと、アセアンではベトナムでのロックダウンなどコロナの影響が大きく生じたことを指摘。22年2月期の営業利益は430億円と会社計画(590億円)に対する大幅未達を予想している。23年2月期は回復に向かうもののコロナ前の利益水準には至らないとみており、24年2月期にコロナ前の水準を超えると見込んでいる。

■ロイヤルHD <8179>  1,805円  +15 円 (+0.8%)  本日終値

ロイヤルホールディングス<8179>は3日続伸。17日の取引終了後、第4四半期業績に、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業時間短縮にかかる感染拡大防止協力金や雇用調整助成金などの収入29億4900万円を助成金収入として営業外収益に計上したと発表しており、これが好材料視された。なお、21年12月期通期業績に与える影響は算定中という。

■シンバイオ製薬 <4582>  1,043円  +8 円 (+0.8%)  本日終値

シンバイオ製薬<4582>は4日ぶりに反発。午前11時40分ごろ、小児を対象としたアデノウイルス感染症(AdV感染症)に対する抗ウイルス薬ブリンシドフォビル注射剤の国際共同第2相臨床試験開始に関して、英国医薬品庁に治験申請を提出し受理されたと発表しており、これが好材料視された。同試験は現在、有効な治療方法がないため医療ニーズが極めて高い小児の播種性AdV感染症及び免疫不全状態でのAdV感染症を対象に、安全性、忍容性及び有効性などを評価し、次試験のための推奨用量を決定するというもの。米国に続き、今回英国においても試験を開始することで、次相の国際共同試験に向けて開発を加速化している。なお、同件が22年12月期業績に与える影響はないという。

■ベルーナ <9997>  737円  +4 円 (+0.6%)  本日終値

ベルーナ<9997>は続伸。17日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高が、前年同月比4.5%増と3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。通販事業において、気温の低下により冬物衣料の受注が回復したアパレル・雑貨通販事業が21年7月以来のプラスとなったほか、おせち販売が好調でグルメ、ワインなどがともに前年を上回ったグルメ事業も伸長した。また、呉服関連事業やプロパティ事業も売り上げが増加した。

■西松屋チェーン <7545>  1,353円  +6 円 (+0.5%)  本日終値

西松屋チェーン<7545>が続伸。今朝の日本経済新聞電子版で「店舗網の拡大に再びアクセルを踏む」と報じられており、25年2月期末に1200店舗体制を目指すとあることが好材料視されたようだ。記事によると、コロナ禍による空きテナント増加で出店余地が広がっていることを受けて、郊外で商圏を定義し直したり手薄な都心部で小型店舗を増やすなどして店舗網を拡大させるとしている。

■キヤノン <7751>  2,767円  +11.5 円 (+0.4%)  本日終値

キヤノン<7751>は3日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「2025年12月期の年間配当を160円と、21年12月期推定の100円から60円増やすことを目指す」と報じられたことが好材料視された。記事によると、16年に旧東芝メディカルシステムズを買収した際に借り入れた資金の完済メドがついたことから、23年以降段階的に配当を引き上げるという。株主還元強化に舵を切るとの観測が好評価された。

■ホシザキ <6465>  8,740円  +30 円 (+0.3%)  本日終値

ホシザキ<6465>は反発。同社はきょう午前10時に、連結子会社であるホシザキ・ヨーロッパ・ホールディングスを通じて、イタリアの業務用製氷機メーカーであるブレマ・グループ(ミラノ県)の全株式、及びフィニマ(ミラノ県)の全持ち分を取得すると発表した。フィニマは子会社に、ブレマの工場敷地など事業用不動産の管理を行う企業を有する持ち株会社。株式や持ち分の取得はいずれも5月上旬を予定。今後は欧州及び中東での業務用製氷機におけるシェア拡大を目指すとした。

■パルHD <2726>  1,535円  +4 円 (+0.3%)  本日終値

パルグループホールディングス<2726>に強気評価。岩井コスモ証券は17日、同社株の投資判断「A」と目標株価1900円を継続した。同社はファッション衣料や雑貨店の「3COINS」などを展開している。自社ECサイト「PALCLOSET」が急成長しているほか、若い女性に人気の「3COINS+plus」が好調な点などを評価。22年2月期の連結営業利益は前期比5.1倍の70億円と会社計画(74億円)には未達の見込みだが、23年2月期の同利益は90億円と連続大幅増益を予想している。

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