＜注目銘柄＞＝ＦＵＪＩ、車載・半導体向けが牽引
ＦＵＪＩ<6134>は、昨年９月１４日に昨年来高値３２００円をつけたあと調整局面入りし、１１月以降は安値圏でもみ合っていたが、調整一巡感からもみ合い上放れへと向かいそうだ。
プリント基板に電子部品を装着する電子部品実装ロボット（マウンター）の製造販売が主な事業。足もとでは、自動車の電気自動車（ＥＶ）シフトによって広義の電装化が加速し、車載向けマウンター需要が拡大。また、半導体需要の増加を背景とした半導体設備投資の拡大によって、その実装を担うマウンターの市場規模も大きく成長している。
２２年３月期は上期決算時に上方修正を発表し、営業利益３０２億円（前期比３７．９％増）を見込む。また、２３年３月期も前述の車載向けと半導体向けの拡大で２ケタ増となる見通しだ。（仁）