タカラバイオが3日ぶり反発、国内有力証券は「A」を継続
タカラバイオ<4974>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は19日、同社株の投資判断の「A」を継続した。目標株価は3600円(従来4000円)とした。PCR検査用試薬の売り上げの大幅増に加え一般研究用試薬の回復を受け、同社では昨年11月に今期2度目となる業績の増額修正を発表した。更に、年明け以降は急速に新型コロナウイルス感染者数が増加していることや行政サイドでPCR検査体制の拡充が進んでいることから、同証券では今期業績は一段の上振れ余地が大きくなったとみている。具体的には22年3月期の連結営業利益は会社予想200億円(前期比43.3%増)に対して214億円で着地すると予想している。また、遺伝子・再生医療分野など非コロナ分野の成長にも注目している。