東京株式(大引け)=305円高、主力株買い戻され後場に上げ足強める

市況
2022年1月20日 15時49分

20日の東京株式市場は主力株中心に買い戻され、日経平均株価は反発に転じた。前日の米国株が安かったこともあり、朝方はマイナス圏で推移する場面もあった。

大引けの日経平均株価は前営業日比305円70銭高の2万7772円93銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は12億8247万株、売買代金概算は3兆1657億円。値上がり銘柄数は1559、対して値下がり銘柄数は539、変わらずは86銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方は気迷いムードで方向感のつかみにくい地合いだった。前日に日経平均株価は先物主導で800円近い下げをみせていたこともあり、買い戻しが期待されたが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下値模索の展開を続けたこともあって強弱観が対立した。朝方は一時250円程度下げる場面もあったが、前場後半を境に上値指向に変わった。中国人民銀行が政策金利の引き下げを発表し、これを受けて香港株などが買われ、市場のセンチメントが改善した。また、米株価指数先物が堅調に推移するのを横目に先物を絡めたインデックス買いが入り、全体を押し上げた。後場は一時上げ幅が400円を超えたが、大引けにかけて戻り売りに押された。売買代金は3兆円を上回った。値上がり銘柄数は全体の7割強を占めている。

個別では、ソニーグループ<6758>が商いを伴い買い戻され700円強の上昇をみせた。トヨタ自動車<7203>もしっかり。ファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>が高く、ベイカレント・コンサルティング<6532>も値を上げた。ダイキン工業<6367>も堅調。ベルシステム24ホールディングス<6183>が値を飛ばしたほか、SHIFT<3697>が大幅高に買われ、ワイエイシイホールディングス<6298>も急伸。日本ペイントホールディングス<4612>も物色人気となった。

半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>は後場急速に下げ渋ったがわずかにマイナス圏で引けた。商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株が安く、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株も軟調。T&Dホールディングス<8795>も安い。このほか、三井松島ホールディングス<1518>が急落。ケイアイスター不動産<3465>も大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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