トランスGが大幅反発、TTRエクソンヒト化マウスを用いた遺伝子改変実験に関する共同研究契約を締結
トランスジェニック<2342>が大幅反発している。27日の取引終了後、東京大学医科学研究所先進動物ゲノム研究分野の真下知士教授及びC4U(大阪府吹田市)と、トランスサイレチン遺伝子(TTR)エクソンヒト化マウスを用いた遺伝子改変実験に関する共同研究契約を締結したと発表しており、これが好感されている。
今回の共同研究は、真下知士教授らが開発し、C4Uが独占的にその特許実施許諾を受けている新規ゲノム編集技術「CRISPR-Cas3」システムの有用性について、トランスGが開発した家族性アミロイドポリニューロパチー(全身性アミロイドーシスの一種)に関与するTTRエクソンヒト化マウスを用いて評価し、将来の遺伝性疾患に対する新規の遺伝子治療法へつなげることを目的としたもの。期間は約1年間を想定しており、23年3月期業績への影響はないとしている。