伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 1月30日版
日経平均は昨年の高値突破が難しい状態になった
1. 日経平均は1月が大幅安となった年はかなり弱い動きになっている
1月の 日経平均株価は、4日の始値2万9098円から27日の安値2万6044円まで3054円幅の下げ場面となりました。
この下げにより、昨年8月の安値2万6954円を割れて、2021年の保ち合いの底が抜けて、天井型を完成した格好になっているので、チャートではかなり弱い動きと見ることができます。
1月が大幅安となった場合、1990年以降の値動きを調べても、その年が弱気の展開となっています。
1990年以降で、1月に始値から安値までの値幅が1000円幅以上あり、1月の月足が陰線引けしている年は、1990年、1991年、1992年、1995年、1997年、2008年、2009年、2014年、2016年の9回あります。
この中で、1990年、1991年、1992年、1997年、2008年の5回は、年足が陰線引けしています。
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