ブラザーが２２年３月期業績及び配当予想の上方修正と自社株買いを発表
ブラザー工業<6448>が１日の取引終了後、２２年３月期の連結業績予想について、売上高を６９５０億円から７０００億円（前期比１０．８％増）へ、営業利益を７８０億円から８２０億円（同９１．９％増）へ、純利益を５３０億円から５８０億円（同２．４倍）へ上方修正し、あわせて３０円としていた期末配当予想を３４円へ引き上げた。
為替レートが円安で推移したことによるプラス影響が要因としている。なお、年間配当予想は６４円となり、前期実績に対しては４円の増配となる予定だ。同時に発表した第３四半期累計（２１年４～１２月）決算は、売上高５３４９億７４００万円（前年同期比１４．４％増）、営業利益７６０億２０００万円（同２１．０％増）、純利益５４２億５２００万円（同１４．２％増）だった。
また、５５０万株（発行済み株数の２．１１％）、または１００億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は２月２日から７月２９日までで、株主還元と資本効率の向上、及び機動的な資本政策を遂行するためという。