三菱電は後場急落、素材価格高騰の影響などで22年3月期業績予想を下方修正
三菱電機<6503>は後場急落。同社はきょう午後1時15分に、22年3月期連結業績予想について、売上高を4兆5000億円から4兆4900億円(前期比7.1%増)へ、営業利益を2800億円から2600億円(同12.9%増)へ、純利益を2200億円から2100億円(同8.7%増)へ下方修正すると発表した。
22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は1901億8900万円(前年同期比38.1%増)だった。FAシステム(デジタル・脱炭素関連)や家庭電器(欧米向け空調機器)、電子デバイス(産業・民生向けパワー半導体)の受注は堅調に推移。一方、世界的な車両生産減や部材調達難の影響が継続・拡大しており、自動車機器や家庭電器(国内向け空調機器)に影響している。円安効果はあるものの、素材価格高騰の範囲拡大や物流コスト増加などにより、通期業績は自動車機器を中心に当初の予想を下回る見込みになったとしている。