新日本科学が5連騰、22年3月期業績及び配当予想を上方修正
新日本科学<2395>は5連騰している。2日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を174億円から179億円(前期比18.5%増)へ、営業利益を38億円から41億円(同62.1%増)へ、純利益を49億円から58億円(同58.4%増)へ上方修正し、あわせて20円を予定していた期末一括配当予想を40円へ引き上げたことが好感されている。
コロナ禍による医薬品開発のアウトソーシングトレンドの加速化に加えて、抗体医薬や核酸医薬などの活発な開発競争が世界的に継続していることを背景に、主力事業である前臨床事業の受注が好調に推移していることが要因。また、同社の強みである大型実験動物試験の需要が拡大傾向にあり、既存顧客の受注増に加えて国内外の新規顧客の獲得が順調に推移していることも寄与する。
同時に発表した第3四半期累計(21年4~12月)決算は、売上高129億4600万円(前年同期比24.2%増)、営業利益33億円(同2.0倍)、純利益52億4700万円(同3.6倍)だった。