フジHDが大幅高、広告市場の回復顕著で22年3月期営業利益予想を上方修正
フジ・メディア・ホールディングス<4676>は大幅高。3日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を5201億円から5234億円(前期比0.7%増)へ、営業利益を275億円から296億円(同81.9%増)へ上方修正したことが好感されている。
第3四半期累計期間の業績が広告市場のコロナ禍からの回復傾向が顕著となったことなどにより増収増益となったことに加えて、メディア・コンテンツ事業の売り上げが回復し、コスト削減への取り組みが奏功していることが要因としている。また、サンケイビルの保有物件の売却も業績に貢献する見通し。なお、純利益は218億円(同2.2倍)の従来予想を据え置いた。
あわせて発表した第3四半期累計(21年4~12月)決算は、売上高3952億7100万円(前年同期比1.4%増)、営業利益263億3400万円(同78.3%増)、純利益265億900万円(同27.1%増)だった。