この記事はプレミアム会員限定です

伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 2月6日版

市況
2022年2月6日 10時16分

日経平均は2万7564円、2万7075円を上下どちらかへ抜けた方へ動意づく公算

1. 日経平均株価は前週の上昇で強弱のシナリオが絞られてきた

前回の本コラムでは、日経平均株価は「1月に月の始値から安値までの値幅が1000円幅以上の下げ場面となって、月足が陰線で引けた場合、その年がかなり弱い動きになっている」という過去の経験則を紹介しました。

「弱い動き」という曖昧な表現にしたのは、すべての年が同じような弱さになっているわけではないからです。年間が弱気パターンの年の動き(年初よりも年末の値位置が低い動き)になっているパターンと、年の前半が弱気の展開(1月の安値以下へ下げる、または上値重く推移)になっているパターンに分かれます(詳細は前回の記事を参照して下さい)。

また、昨年12月26日の記事では「日経平均株価の1月が陰線引けしている年は、2~4月も陰線引けしていることが多く、1月の始値よりも4月の終値の方が低いことが多い」と書きました。

過去の値動きの経験則を考慮すると、4月までの展開は前回紹介したシナリオになります。

前回の記事を書いた時点では、1月27日の安値2万6044円が一時的にせよ、押し目底となって上昇を開始するか、下値を掘り下げる動きになるかがはっきりしませんでした。押し目底になるとしても、どういう展開で下値堅さを確認するのかが見えていない状況のため、図に示した展開だけでなく、いくつかのシナリオが想定できる状況でした。

1月31日以降、価格が上昇したことで、4月までのシナリオは前週よりも絞られてきました。

こちらは株探プレミアム限定記事です。プレミアムプランをご契約して読むことができます。
株探プレミアムに申し込む (初回無料体験付き) プレミアム会員の方はこちらからログイン
プレミアム会員になると...
株価情報をリアルタイムで提供
企業業績の表示期数を拡大
限定コラムが読み放題

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.