タイソンフーズが決算受け大幅高 値上げが人材不足相殺 生産性向上に努める=米国株個別

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2022年2月8日 0時26分

食肉大手のタイソンフーズ<TSN>が大幅高。取引開始前に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回たほか、売上高も予想を上回った。通期見通しも公表しており、売上高見通しを上方修正した。

同社は声明で「人材不足と家畜の減少により消費者への値上げを迫られる中、生産性向上のための取り組みを拡大している」と発表。同社はコストに関して、2024年度末までに10億ドル、2022年度に3億ー4億ドルの生産性改善を目標としている。

同社は、牛肉、豚肉、鶏肉の値上げにより人材不足の圧力を相殺し、生産量を増やすために新しい鶏肉工場を建設し、自動化技術の利用を増やす投資をしている。牛肉の価格は32%、鶏肉は約20%、豚肉は13%それぞれ上昇した。

(10-12月・第1四半期)

・1株利益(調整後):2.87ドル(予想:1.93ドル)

・売上高:129.3億ドル(予想:121.8億ドル)

・販売量

牛肉:-6.2%(予想:-7.7%)

豚肉:+0.2%(予想:-4.3%)

鶏肉:+3.6%(予想:+5.0%)

加工肉:-2.6%(予想:-1.8%)

海外・他製品:+9%

・平均価格:+19.6%(予想:+13.2%)

(2022年度通期見通し)

・売上高:490~510億ドルの上限(従来:約490~510億ドル)(予想:503.5億ドル)

・設備投資:20億ドル(予想:18.8億ドル)

(NY時間10:16)

タイソン・フーズ<TSN> 98.19(+9.90 +11.21%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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