8日の株式相場見通し=一進一退か、好決算銘柄は下値の支えに
8日の東京株式市場は、売り買い交錯の展開で日経平均株価は一進一退の値動きか。前日の米国株市場は方向感の見えにくい展開で、NYダウは前日終値近辺でもみ合い、結局わずかにプラス圏で着地した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は、プラス圏で推移する場面もあったが、取引終盤に売りが優勢となり下落に転じている。引き続き金利上昇懸念がくすぶるなかハイテク系グロース株に逆風が意識され、バリュー株が相対的に強さを発揮している。東京市場では、前日に日経平均が反落したが2万7000円台近辺では押し目買いが入り大台を割り込むことはなかった。きょうもマイナス圏で推移する場面があっても下値は限定的となりそうだ。企業の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄が多いことは全体相場の下支え要因となる。なお、足もと再び軟化し5日移動平均線を下回ってきたマザーズ市場の動向も注目される。
7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1ドル39セント高の3万5091ドル13セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同82.339ポイント安の1万4015.668だった。
日程面では、きょうは12月の家計調査、12月の国際収支、1月の景気ウォッチャー調査など。海外では12月の米貿易収支に注目度が高い。