日立造が大幅反発、海外ごみ焼却発電施設の大口工事進捗で22年3月期業績予想を上方修正
日立造船<7004>が大幅反発している。7日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を4000億円から4200億円(前期比2.8%増)へ、営業利益を140億円から150億円(同2.6%減)へ、最終利益を50億円から55億円(同29.2%増)へ上方修正したことが好感されている。
環境部門における海外ごみ焼却発電施設の大口工事の進捗により売上高が上振れる見通しであることに加えて、機械・インフラ部門及びその他部門にて工事コストダウン及び固定費削減に伴う改善が見込まれることが要因としている。
なお、第3四半期累計(4~12月)連結決算は、売上高2880億3000万円(前年同期比9.7%増)、営業利益25億9600万円(同10.6%増)、最終損益13億8100万円の赤字(前年同期6200万円の赤字)だった。