メディアドゥは続伸、電子書籍市場拡大背景に業績躍進中でメタバース領域にも本腰
メディアドゥ<3678>は続伸、全体相場が伸び悩むなか上げ幅を縮小しているが、一時144円高の2769円まで駆け上がる場面があった。電子書籍の取次で国内最大手に位置する。出版不況が言われるなかにあっても電子書籍についてはコミック中心に急成長が続いており、同社の業績はトップラインが10年2月期以降、10年以上にわたる大幅増収トレンドを続けている。22年2月期営業利益は前期比13%増の30億円と伸び率こそ鈍化するものの2ケタ成長を確保する見通しだ。デジタルコンテンツの資産化に焦点を当て、NFTを使ったデジタル特典付きのコンテンツ販売にも力を入れている。メタバース分野への参入にも意欲的だ。今週8日に、VRソリューション開発会社HIKKY(東京都渋谷区)に出資し、業務提携を開始したことを発表、メタバース領域での読書の新たな価値創出に向けた取り組みを加速する方針で、これも株価の刺激材料となっている。