マザーズ急落、時価総額上位の銘柄に売りがかさみ追い証絡みの投げを警戒
メルカリ<4385>が前引け時点で300円を超える急落となったほか、ビジョナル<4194>、そーせいグループ<4565>、JTOWER<4485>、弁護士ドットコム<6027>などマザーズに上場する時価総額上位の銘柄が軒並み売り込まれる展開となっている。きょうの東京市場では、前週後半の米国株急落のあおりを受けて、日経平均が前引け段階で700円を超える急落で2万7000円台を割り込んだが、マザーズ市場の下落率は日経平均をはるかに上回る状況にある。米国をはじめとする世界的な金利上昇局面で、日米ともにグロース株には風向きが悪く、米国のナスダック市場に連動しやすいマザーズ市場は個人投資家の信用買い残も高水準であり、再び追い証回避の売りが警戒されている。マザーズ指数は後場寄りにやや戻り足をみせているが、4%超安い水準で売り物をこなしている。