フジプレアム急反発、車載用途ディスプレーの採用進み22年3月期業績予想を上方修正
フジプレアム<4237>が急反発している。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を167億7700万円から192億8900万円(前期比53.3%増)へ、営業利益を4億3000万円から7億100万円(同2.3倍)へ、純利益を1億8700万円から3億9300万円(同89.9%増)へ上方修正したことが好感されている。
自動車業界で同社の精密貼合技術を活用した車載用途ディスプレーの採用が進んでいることに加えて、完成車メーカーの減産の影響が第3四半期時点で最小限にとどまり、第4四半期もこの状況が続くと予想されることが要因。また、経費削減が進んでいることも寄与する。
なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高140億5000万円(前年同期比69.1%増)、営業利益4億9800万円(同2.1倍)、純利益3億2900万円(同95.6%増)だった。