リソルホールディングス---3Q減収も、ホテル運営事業の稼働率が向上
リソルホールディングス<5261>は10日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比33.0%減の109.83億円、営業損失が12.07億円(前年同期は18.86億円の利益)、経常損失が10.71億円(同21.85億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が10.05億円(同10.39億円の利益)となった。
ホテル運営事業では、コロナ禍におけるホテル強化策として、コロナ対応プラン(テレワーク・デイユース)、中長期滞在プラン(1ヶ月、週単位)の販売を強化し、稼働率が向上した。リゾート部門では、スパ&ゴルフリゾート久慈が宿泊・ゴルフの両部門ともに順調に推移した。
ゴルフ運営事業では、密を避けた野外スポーツとしての需要が堅調で、接待やコンペ需要も一部戻りつつある中、引き続き安心・安全の環境づくりを徹底した。またグループ施設共通で使える「リソルカードG」会員の拡大と会員リピート率アップを狙った企画サービス施策を積極的に図った。
リソルの森(CCRC)事業では、アウトドアリゾート需要拡大を見据えて拡充した、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」の新グランピングエリア「ラク・レマン」が好調となり、アウトドア関連は順調に推移した。ゴルフ部門においては、入場者数の拡大と会員権販売が引き続き好調となり、不動産販売部門においては、「ゴルフバケーションクラブ リソルの森」の販売が順調に推移した。スポーツ・アウトドア部門では、会員制スポーツクラブ「MTC スポーツクラブ」の販売を強化した。
福利厚生事業では、アドバンテッジリスクマネジメントとの共同メニュー開発やシステム連携を強化した。また、契約企業の従業員やその家族の健康をサポートするメニューとして、「Amazon 育児支援券」「Amazon介護支援券」「ゴルフレッスン券」等、新規メニューの開拓に注力した。
再生エネルギー事業では、福島県太陽光発電事業の売電が順調に推移した。また、リソルの森内において1.5メガワット太陽光発電の売電を開始した。
投資再生事業では、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を見据えながら販売用不動産やバリューアップ型投資再生売却案件の整理を行った。
2022年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルスによる影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから未定としている。今後、新型コロナウイルスの影響を見極めながら、合理的な算定が可能となった段階で速やかに開示するとしている。
《YM》