話題株ピックアップ【夕刊】(2):東邦鉛、セプテニHD、石油関連

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2022年2月14日 15時17分

■東邦亜鉛 <5707>  2,682円  +194 円 (+7.8%)  本日終値

東邦亜鉛<5707>が急反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1105億円から1240億円(前期比19.8%増)へ、営業利益を84億円から97億円(同64.6%増)へ、純利益を61億円から70億円(同27.1%増)へ上方修正し、あわせて50円を予定していた期末一括配当予想を75円(前期50円)へ引き上げたことが好感された。金属相場、特に亜鉛相場が依然として高い水準を維持しており、第3四半期終了時点で製錬、環境・リサイクル、資源を含む全てのセグメントが計画を上回っていることが要因としている。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高921億600万円(前年同期比24.7%増)、営業利益88億4700万円(同2.9倍)、純利益69億2400万円(同6.0倍)だった。

■セプテニHD <4293>  469円  +29 円 (+6.6%)  本日終値

10日に決算を発表。「非開示だった今期最終は50%増で2期連続最高益更新へ」が好感された。

セプテーニ・ホールディングス <4293> [JQ] が2月10日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年9月期第1四半期(10-12月)の連結最終利益は前年同期比47.4%増の12.7億円に拡大した。

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■INPEX <1605>  1,218円  +75 円 (+6.6%)  本日終値

INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が高い。INPEXは一時18年12月以来の高値圏に値を上げた。11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日比3.22ドル高の1バレル=93.10ドルと上昇。一時、94.66ドルをつけ、7年4カ月ぶりの高値圏に買われた。ロシアによるウクライナ再侵攻への懸念が高まるなか、石油大国であるロシアでの原油輸出に影響が出て需給がタイト化することが警戒されている。このなか、原油価格は上昇基調を強めており、INPEXなど石油関連株に買いが集まった。

■青山商事 <8219>  745円  +44 円 (+6.3%)  本日終値

10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が赤字縮小で着地・10-12月期は黒字浮上」が好感された。

青山商事 <8219> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は26.9億円の赤字(前年同期は133億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒青山商事の詳しい業績推移表を見る

■KeePer技研 <6036>  2,038円  +120 円 (+6.3%)  本日終値

10日に決算を発表。「上期経常が28%増益で着地・10-12月期も38%増益」が好感された。

KeePer技研 <6036> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年6月期第2四半期累計(7-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比28.1%増の23.3億円に伸び、通期計画の39.2億円に対する進捗率は59.4%に達したものの、5年平均の67.2%を下回った。

⇒⇒KeePer技研の詳しい業績推移表を見る

■関東電化工業 <4047>  1,145円  +66 円 (+6.1%)  本日終値

関東電化工業<4047>は寄り付き大口の買い注文が入りカイ気配スタート、全体下げ相場に逆行して大幅高に買われた。半導体や液晶業界向けなどを中心とする特殊ガス大手で、2次電池電解質なども手掛ける。10日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の88億円から108億円(前期比91%増)に大幅増額した。半導体向け特殊ガスや電池材料が好調で製品値上げ効果も利益の伸びに反映された。今回で期中3度目の上方修正となるだけにインパクトは大きい。好業績を背景に年間配当を従来計画の16円から22円(前期実績は14円)に上乗せしており、これも物色人気を増幅させている。

■ロート製薬 <4527>  3,445円  +195 円 (+6.0%)  本日終値

ロート製薬<4527>は3日続伸。同社は10日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1900億円から1950億円(前期比7.6%増)へ、営業利益を250億円から280億円(同21.8%増)へ、純利益を180億円から195億円(同16.5%増)へ、年間配当予想を30円から36円(前期は28円)へ上方修正すると発表した。足もとの業績が好調に推移しているためで、売上高や各利益は過去最高を更新する見込みとした。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は235億4800万円だった。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。

■JKホールディングス <9896>  1,072円  +57 円 (+5.6%)  本日終値

JKホールディングス<9896>が大幅高で4日続伸。午前11時ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3600億円から3700億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を85億円から110億円(同2.0倍)へ、純利益を60億円から80億円(同2.7倍)へ上方修正したことが好感された。「ウッドショック」と呼ばれる状況を受けて、量の確保や代替材の調達、生産に努めたことに加えて、販売価格や製品価格に転嫁することが概ね順調に進んでいることが要因している。なお、第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高2797億3800万円(前年同期比9.7%増)、営業利益101億1400万円(同2.5倍)、純利益74億4400万円(同3.1倍)だった。

■大氣社 <1979>  3,040円  +158 円 (+5.5%)  本日終値

10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が7%増益で着地・10-12月期も24%増益」が好感された。

大氣社 <1979> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.2%増の66.4億円に伸び、通期計画の100億円に対する進捗率は5年平均の58.6%を上回る66.4%に達した。

⇒⇒大氣社の詳しい業績推移表を見る

■レオパレス21 <8848>  210円  +10 円 (+5.0%)  本日終値

10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過」が好感された。

レオパレス21 <8848> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は14.4億円の黒字(前年同期は205億円の赤字)に浮上し、通期計画の18億円の赤字をすでに上回った。

⇒⇒レオパレス21の詳しい業績推移表を見る

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