富士ソフト---21年12月期は増収増益、SI事業が堅調に推移
富士ソフト<9749>は10日、2021年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.0%増の2,578.91億円、営業利益が同5.4%増の168.38億円、経常利益が同10.0%増の179.76億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.5%増の91.30億円となった。
SI(システムインテグレーション)事業の売上高は前期比7.4%増の2,448.97億円、営業利益は同3.9%増の154.91億円となった。組込系/制御系ソフトウェアは、機械制御系及び社会インフラ系が堅調に推移したこと等により増収・増益となった。業務系ソフトウェアは、金融業向け、流通業向け開発およびシステムインフラ構築や官公庁案件が好調に推移したことにより増収・増益となった。プロダクト・サービスは、GIGAスクールに関連するPC販売案件等により増収となり、営業利益は、自社製品の販売が減少したことにより、減益となった。アウトソーシングは、海外顧客の店舗休業によるサービス利用料の減少等により、減収・減益となった。
ファシリティ事業の売上高は前期比1.5%減の26.12億円、営業利益は同17.9%増の9.56億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響による貸会議室需要の減少及びテナント賃料の減少等による。
その他の売上高は前期比0.7%増の103.81億円、営業利益は同54.3%増の3.91億円となった。BPOサービス、コールセンターサービスともに地方自治体向けの案件が堅調に推移した。
2022年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.0%増の2,655億円、営業利益が同2.7%増の173億円、経常利益が同2.9%増の185億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.2%増の97億円としている。
《EY》