スカラ---1Qは売上収益横ばい、EC事業が堅調に推移

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2022年2月15日 16時17分

スカラ<4845>は14日、2022年6月期第2四半期(21年7月-12月)連結決算(IFRS)を発表した。Non-GAAP指標に基づく売上収益が前年同期比0.4%減の42.68億円、営業利益が同24.5%減の0.63億円、税引前利益が同18.3%減の0.54億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同162.4%増の0.58億円となった。

IT/AI/IoT/DX事業の売上収益は前年同期比0.6%増の19.45億円、セグメント利益は同33.9%減の2.01億円となった。畜産業界初となる、獣医師と農家の家畜診療におけるコミュニケーションシーンをデジタルで支援する診療サポートサービス「U-メディカルサポート」の開発を進めている。また、着信電話認証サービス「i-dentify」など、新サービスの導入も進んでいる。

カスタマーサポート事業の売上収益は前年同期比32.5%減の7.00億円、セグメント損失は0.15円(前年同期は0.04億円の利益)となった。大口顧客の解約が生じた影響で売上は大きく減少した。一方で、現時点で共創開発事業の案件として第3四半期に2件の案件を受注見込みとなっている。

人材・教育事業の売上収益は前年同期比7.5%増の7.06億円、子会社の移転に伴う費用等を調整したNon-GAAP指標では、セグメント利益は同56.2%増の1.20億円となった。新卒学生向けの支援体制の強化及びサービス提供に注力した。保育・教育サービスは、学童「UK Academy」の児童確保に力を入れた。

EC事業の売上収益は前年同期比31.4%増の8.15億円、セグメント利益は同56.2%増の1.20億円となった。SEOをはじめとしたデジタルマーケティングへの取り組みが功を奏しており、売上が前年を上回る水準で堅調に推移するとともに、年末に実施したWinter saleも好評を得て、12月の月間売上と粗利は過去最高となった。また、前期末にリリースしたiOSアプリは順調にユーザー数を伸ばしている。

投資インキュベーション事業の売上収益は前年同期比174.5%増の0.99億円、子会社の移転に伴う費用等を調整したNon-GAAP指標では、セグメント損失は3.41億円(前年同期は0.97億円の損失)となった。地方自治体と連携した地方創生関連サービス等に取り組んでいる。

同日に発表した、日本ペット少額短期保険株式会社を子会社化することによる会計基準の組み替えに相応の時間を要すると見込んでおり、2022年6月期通期については、連結業績予想を現時点では未定と発表した。

《EY》

提供:フィスコ

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