株価指数先物【寄り前コメント】 米国とロシアの対立深まり、リスク回避からNTショートでのスプレッド狙いを想定(訂正)
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 26520 -420 (-1.55%)
TOPIX先物 1885.5 -26.5 (-1.38%)
シカゴ日経平均先物 26595 -345(時間外)
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
21日の米国市場は、プレジデントデーの祝日で休場。ウクライナ情勢を巡り、バイデン米大統領が米ロ首脳会談を原則として受け入れたことを材料視した買いにより、グローベックスのNYダウ先物は日本時間21日夕には300ドルを超える上昇を見せていた。ただし、ロシアがウクライナ東部で親ロシア派が支配する地域の独立を承認すると決めたことでリスク回避の動きが強まると、その後NYダウ先物は下げに転じ、300ドルを超える下落となった。
シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(時間外)は、日中大阪比345円安の2万6595円で取引を終えた。日経225先物(3月限)のナイトセッション(時間外)は日中比50円高の2万6990円で始まり、一時2万7000円を回復する場面があった。その後は軟化し下落幅を広げ、いったんは2万6600円から2万6700円辺りで下げ渋る動きもあった。ただし、終盤にかけた一段安によって2万6490円まで売られており、2万6520円で取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好で、売り優勢のスタートになりそうだ。ロシアが親ロシア派地域の独立を承認したことを受けて、バイデン米政権は経済制裁を発動すると発表するなど、米国とロシアの対立が深まるなか、ショートが強まりそうである。東京市場は祝日を控えていることもあり、売り一巡後はショートカバーが入る局面も想定されるもののヘッジ対応の動きは強まりやすく、戻り売りスタンスでの不安定な相場展開になりそうだ。
日経225先物はチャート上では切り下がる25日移動平均線に上値を抑えられる形状が続くなか、ボトムを探る動きとなる。心理的な支持線と期待されていた2万6700円水準をあっさり割り込んでいることもあり、2万6500円~2万7000円辺りでのレンジが意識されよう。ただし、これを明確に下回ってくるようだと、1月27日の安値2万6020円(ナイトセッションを含む)が射程に入ってくる。そうなると2万6000円~2万6500円にレンジが切り下がるため、ヘッジ対応の動きは一段と強まることが見込まれる。
薄商いの需給状況のなか、日計りによる短期的な値幅取り狙いの商いが中心になるものの、ウクライナ情勢を巡り米ロ対立が高まる状況で押し目買いは限られると見られ、下へのバイアスが強まりやすいと考えられる。ポジションを大きく傾けづらい状況であるほか、ギャップスタートから指数インパクトの大きい値がさ株などが指数の重荷となるため、バリューシフトにより相対的にはTOPIX型優位の状況に向かいやすいと考えられる。そのため、NTショートによるスプレッド狙いの動きを想定しておきたい。