話題株ピックアップ【夕刊】(3):シーズメン、倉元、石川製

注目
2022年2月22日 15時19分

■シーズメン <3083>  902円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

シーズメン<3083>がストップ高に買われた。21日の取引終了後、ポリゴンテーラー(東京都千代田区)及びポリゴンテーラーコンサルティング(東京都千代田区)へ資本参加すると発表しており、これを好感する買いが入った。ポリゴンテーラーは、メタバースにおけるアバターやその改変サービスの売買を行うECサイトの開発・運営を手掛ける。一方のポリゴンテーラーコンサルティングは、メタバースに参入する企業・組織に対して企画立案や制作、プロモーションまでをワンストップで行うサービスを提供する企業。両社への資本参加を通じて、新規事業分野であるメタバースファッションの強化を目指す。なお、クシム<2345>、フィスコ<3807>、ネクスグループ<6634>もポリゴンテーラーへの資本参加を発表している。

■倉元製作所 <5216>  136円  +14 円 (+11.5%)  本日終値

倉元製作所<5216>は大幅続伸。同社は21日取引終了後、22年12月期単独業績予想について、売上高16億円(前期比54.8%増)、営業利益8000万円(前期は4200万円の赤字)、純利益7000万円(前期比7.8倍)、配当予想は無配(前期は無配)と開示した。顧客ニーズに資する製品供給で受注の安定・拡大に努める方針。あわせて発表した21年12月期の単独純利益は900万円(前の期比98.8%減)だった。新型コロナウイルス関連の助成金収入4038万9000円を営業外収益に計上したほか、遊休固定資産売却による固定資産売却益として約5200万円を特別利益に計上した。なお、大幅減益は前の期に債務免除益11億700万円の特別利益を計上した反動としている。

■レイ <4317>  350円  +29 円 (+9.0%)  本日終値

レイ<4317>は急伸。21日の取引終了後、従来未定としていた22年2月期業績予想を発表。売上高109億円(前期比54.7%増)、営業損益6億7000万円の黒字(前期7億700万円の赤字)の見通しを示しており、これを好感した買いが膨らんだ。オンラインイベントなど運営関連の大型案件が受注でき、この売り上げが期末に集中して計上できる見込みになったという。同じく従来未定としていた期末一括配当予想については、前期比5円増の10円とした。

■石川製作所 <6208>  1,537円  +95 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

石川製作所<6208>が25日移動平均線を足場に急反発、大幅高で1500円台に復帰してきた。売上高の6割以上を防衛機器で占めており、地政学リスクが高まる場面では短期筋の買いが入りやすい。ウクライナ情勢が緊迫化するなか、ここ動意含みの展開となっているが、直近ではロシアのプーチン大統領がウクライナ東部へ派兵を命令したことが伝わり、これが株価を改めて刺激している。思惑先行で空売りも入りやすく、日証金では株不足状態で逆日歩が付いた状態にあるだけに、需給相場に発展する可能性も意識されている。

■いい生活 <3796>  404円  +15 円 (+3.9%)  本日終値

いい生活<3796>は大幅高で4日ぶりに反発。21日の取引終了後に発表した1月度の月次概況(速報)で、クラウドソリューション事業の売上高が前年同月比17.1%増となり、12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。サブスクリプション売り上げが同6.7%増となったことに加えて、ソリューション売り上げが同75.0%増と伸長したことが寄与した。なお、4月からの累計ではクラウドソリューション事業の売上高は前年同期比10.3%増となっている。

■レントラックス <6045>  595円  +10 円 (+1.7%)  本日終値

レントラックス<6045>が高い。21日の取引終了後に発表した1月度の月次取扱高は前年同月比49.4%増の15億8900万円となり、拡大基調が続いたことが好感された。成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト運営者数は4万2889人と前月から559人増えた。なお、連結売上高は2億500万円だった。

■マーチャント <3121>  264円  +3 円 (+1.2%)  本日終値

マーチャント・バンカーズ<3121>は小反発。同社は21日取引終了後、中小型の上場株式を対象とした投資事業を強化すると発表した。価格変動リスクの小さい上場会社を選別することにより、リスクマネジメントを行う方針。21年12月時点で東証に上場する3715社の46.1%にあたる1714社が簿価純資産倍率1倍以下となっており、収益性や財務内容が健全でありながら、純資産や利益から見て割安な上場会社を対象に投資を行う。また、投資先に企業価値向上の期待できる業務提携のアレンジやIR活動強化に関する提案を行うことにより、投資先の株式の流動性や企業価値向上を図るとした。

■ニューラルポケット <4056>  1,003円  +8 円 (+0.8%)  本日終値

ニューラルポケット<4056>が3日ぶり反発。21日の取引終了後、デジタルサイネージ(電子看板)の設置販売を手掛けるネットテン(大阪市住吉区)の全株式を取得し、子会社化すると発表しており、これが好感されたようだ。これによりニューラルは、ネットテンの看板設置に関するノウハウや全国にある強力な営業網を活用し、人工知能(AI)を搭載したデジタルサイネージを普及・運用する体制を拡充する。また、屋外サイネージを活用した新たなサービス展開の加速も見込んでいる。

■フィスコ <3807>  169円  -30 円 (-15.1%)  本日終値

フィスコ<3807>が大幅安。21日の取引終了後、22年12月期業績予想を発表。売上高を前期比13.5%増の13億1300万円、営業利益を同77.7%増の2億3200万円と前期に続き増収増益を見込むものの、材料出尽くし感から目先利益確定売りが優勢となったようだ。主力の金融・経済情報配信サービスを中心に引き続き安定的な収益の確保に努めるほか、新規事業領域への取り組みも推進していく。純利益については、前期に持ち分法適用関連会社の株式売却に伴う特別利益の計上があったことから、同94.0%減の2億2700万円の見通しとなった。なお、同時に発表した21年12月期決算は、売上高が前の期比3.3%増の11億5600万円、営業利益が同2.1倍の1億3000万円で着地。また、純利益は前の期6600万円から大幅増となる38億100万円だった。

●ストップ高銘柄

ペルセウス <4882>  496円  +80 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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