最高益【復活】銘柄リスト〔第2弾〕40社選出 <成長株特集>
本特集では、27年3月期に数年ぶりに最高益更新を見込む“復活銘柄”にスポットライトを当てた。2日に配信した「最高益【復活】銘柄リスト〔第1弾〕37社選出」(時価総額2000億円以上)に続き、今回は2日時点の時価総額が300億円以上2000億円未満の企業を対象に、27年3月期に経常利益が2期以上ぶりに過去最高益を更新する見通しを示している40社を選び出し、今期の増益率が大きい順に記した。
増益率トップとなったのは、超純水製造装置大手で半導体・製薬向けに強みを持つ野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P]。27年3月期は受注済み及び受注見通しの大型水処理装置案件の売上拡大が寄与し、経常利益は前期比2.7倍の150億円と2期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。AI関連を中心とする半導体業界の旺盛な投資意欲を背景に、半導体関連大型水処理装置の案件獲得が進み、受注高は前期比3.5倍の1647億円へと急拡大を見込んでいる。
4位には半導体製造装置向けの部材供給を主力とする非鉄金属商社の白銅 <7637> [東証P]が入った。27年3月期は、生成AIやデータセンター関連投資の拡大を背景に、前期後半から回復基調にある半導体製造装置業界の需要を取り込み、経常利益47億円(前期比47.3%増)と5期ぶりの最高益更新を狙う。業績好調に伴い、配当は前期比42円増の128円に大きく引き上げる計画だ。株価は5月29日に上場来高値4010円をつける場面があった。
6位にリスト入りした東京エネシス <1945> [東証P]の27年3月期経常利益は前期比35.9%増の75億円と11期ぶりの過去最高益更新を見込む。原子力発電所の安全対策工事や廃炉関連業務に加え、バイオマス分野や公共インフラ案件などの豊富な受注残を順調に消化することで収益拡大基調が続く。配当は前期比14円増の77円と8期連続増配を予定している。今後は原発再稼働や脱炭素化に向けた設備投資のほか、生成AI普及に伴うデータセンター新設を背景とした電力設備需要の拡大も追い風となりそうだ。
7位の山梨中央銀行 <8360> [東証P]は、27年3月期の経常利益が前期比32.2%増の183億円と20期ぶりに過去最高益を更新する計画だ。成長戦略に掲げる東京都での融資拡大に加え、日銀の政策金利引き上げを追い風とした貸出金利息の増加などが収益を押し上げる。好調な業績を踏まえ、配当は前期比32円増の163円に増配する方針とした。また、中期経営計画における28年3月期の最終利益目標を従来比40億円増の140億円以上へ上方修正したことも評価され、株価は約34年7ヵ月ぶりの高値圏を快走する展開となっている。
9位に入ったのは、メーカー機能を有する半導体商社のイノテック <9880> [東証P]。足もとでは、AIデータセンターで需要が拡大するNAND型フラッシュメモリー向けテスターが好調に推移している。27年3月期はテストソリューション事業で前期の業績回復を牽引した海外向け製品の好調が継続するうえ、国内需要も急回復に向かい、経常利益は37億円(前期比27.1%増)と26期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。株主還元にも積極的で、配当は前期比5円増の130円に増配を見込むほか、発行済み株式数の8.2%(自己株式を除く)に相当する100万株または25億円の自社株買いを実施すると発表。株価は5月26日に約25年11ヵ月ぶりの高値となる4915円まで駆け上がった。
11位の大同メタル工業 <7245> [東証P]は自動車エンジン用で世界高シェアを誇る軸受けメタル大手。27年3月期は船舶向けの中高速エンジン用やデータセンター向け非常用発電機用の需要が伸びるほか、労務費増に対する価格転嫁や採算管理強化なども寄与し、経常利益は前期比21.6%増の90億円と15期ぶりに過去最高益を更新する計画だ。配当は前期比5円増の36円と4期連続の増配を見込む。“隠れAI・半導体銘柄”としても注目を集める中、株価は1日に1832円まで上値を伸ばし、約36年ぶりに上場来高値を更新した。
┌─── 経常利益 ───┐ 最高益 予想
コード 銘柄名 増益率 27年3月期 26年3月期 間隔期数 PER
<6254> 野村マイクロ 166 15000 5629 2 17.0
<5757> CKサンエツ 77.4 10000 5636 4 6.8
<8793> NECキャピ 48.8 17000 11427 13 8.6
<7637> 白銅 47.3 4700 3190 5 11.9
<8715> アニコムHD 41.1 5000 3543 2 28.2
<1945> 東京エネシス 35.9 7500 5518 11 13.5
<8360> 山梨銀 32.3 18300 13832 20 15.9
<7570> 橋本総業HD 30.4 4500 3452 4 7.6
<9880> イノテック 27.1 3700 2912 26 9.5
<6644> 大崎電 23.3 8100 6567 10 13.8
<7245> 大同メ 21.6 9000 7402 15 16.6
<6238> フリュー 21.1 4000 3302 10 14.5
<8392> 大分銀 21.0 17800 14710 12 15.8
<3891> 高度紙 18.7 4400 3707 5 30.7
<4559> ゼリア新薬 17.7 13000 11043 2 9.0
<4792> 山田コンサル 17.2 4350 3712 2 11.0
<7508> GセブンHD 16.5 9000 7727 5 10.4
<8892> エスコン 16.3 20000 17190 2 7.5
<8337> 千葉興 14.9 14600 12711 12 16.9
<8346> 東邦銀 14.7 19600 17090 11 15.7
<8704> トレイダーズ 13.6 7000 6161 2 7.0
<6287> サトー 13.3 11200 9881 2 10.2
<3106> クラボウ 12.9 12500 11071 2 12.9
<8345> 岩手銀 12.8 14500 12851 13 14.9
<7525> リックス 11.9 4360 3897 2 9.5
<2393> ケアサプライ 10.5 3450 3121 22 29.4
<9733> ナガセ 10.5 6437 5825 11 12.9
<3183> ウインP 10.5 3380 3060 8 15.4
<1301> 極洋 9.7 11000 10031 2 7.3
<6240> ヤマシン―F 9.5 2775 2535 2 17.5
<6859> エスペック 8.4 8100 7473 2 15.4
<8103> 明和産 8.2 4800 4438 2 9.4
<5121> 藤コンポ 7.8 5500 5104 4 12.6
<4956> コニシ 7.2 11900 11098 2 11.1
<7994> オカムラ 6.4 27500 25839 2 10.1
<7438> コンドー 6.2 5150 4851 3 11.6
<9882> イエロハット 4.9 17400 16582 2 12.4
<368A> 北里 4.0 6137 5903 3 13.5
<4691> ワシントンH 3.8 3400 3276 10 13.9
<5970> ジーテクト 2.3 18900 18480 3 6.9
※経常利益の単位は百万円。
※最高益間隔期数は同一会計基準における期数。
株探ニュース