話題株ピックアップ【夕刊】(3):インパクト、Lドリンク、東名

注目
2022年2月24日 15時21分

■インパクト <6067>  2,821円  +290 円 (+11.5%)  本日終値

インパクトホールディングス<6067>は急伸。22日の取引終了後、未定としていた22年12月期の連結業績予想について、売上高160億円(前期比20.0%増)、営業利益22億円(同31.1%増)、純利益14億円(同15.8%増)と大幅増益を見込むと発表したことが好感された。今期も引き続き新型コロナウイルスの感染拡大が収束しないことを前提に、セールスプロモーション事業における新規事業立ち上げなどによる成長を見込む。

■Lドリンク <2585>  1,176円  +77 円 (+7.0%)  本日終値

ライフドリンク カンパニー<2585>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券は22日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は1700円に設定した。同社は昨年12月に東証2部に上場した直近IPO銘柄。LDCブランドのミネラルウォーターや茶系飲料などの製造・販売を手掛けている。同社はコストリーダーシップ戦略の徹底で低価格を実現しているほか、ミネラルウォーターや茶、無糖炭酸水など成長性の高いカテゴリーに注力している。更に株価のバリュエーションも低い点なども評価されている。

■東名 <4439>  939円  +53 円 (+6.0%)  本日終値

東名<4439>は5日ぶりに反発。21日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、営業利益が6億2600万円から8800万円(前期比77.6%減)へ、純利益4億4300万円から6200万円(同77.6%減)へ下方修正したが、目先の悪材料出尽くしとみた買いが入ったようだ。上期の電力小売販売の好調が継続すると想定し売上高は157億1900万円から162億800万円(同24.4%増)へ上方修正した。ただ、新規顧客獲得に伴う販管費の増加に加えて、21年11月ごろから電力調達価格が大きく上昇し利益を圧迫するという。なお、電力調達価格のリスクは、電力調達価格に応じて売価を調整する「調達調整プラン」の導入や途中解約などにより、第3四半期以降に解消する見込み。

■リンクバル <6046>  225円  +11 円 (+5.1%)  本日終値

リンクバル<6046>が高い。同社は22日、ベネフィット・ワン<2412>が運営する会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」で、自社のオンライン結婚相談所「マリッジスタイル」のサービス提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。マリッジスタイルは、来店不要の効率的な婚活が可能なオンライン結婚相談所。今回提供する対象者は、「ベネフィット・ステーション」会員のうち20歳以上55歳以下の独身男女となっている。

■ミヨシ油脂 <4404>  1,177円  +46 円 (+4.1%)  本日終値

ミヨシ油脂<4404>は後場に入りプラス圏に浮上。午後0時30分ごろ、東京都葛飾区に所有する本社事務所・物流倉庫・東京工場として利用する土地を譲渡するのに伴い、25年12月期に固定資産売却益123億円(概算)を特別利益として計上する予定としたことが好材料視された。2030年に向けた成長と発展のために固定資産を譲渡するもの。なお、22年12月期業績予想への影響は精査中としている。

■セキュアヴェイル <3042>  235円  +6 円 (+2.6%)  本日終値

セキュアヴェイル<3042>、FFRIセキュリティ<3692>などサイバーセキュリティー関連の一角に買いが先行している。経済産業省は23日、サイバー攻撃事案の潜在的なリスクが高まっているとして対策強化を注意喚起したことが買い手掛かりとなっているもよう。背景にはウクライナ情勢の緊迫化などがあるようだ。

■ブレインパッド <3655>  1,036円  +14 円 (+1.4%)  本日終値

ブレインパッド<3655>が5日ぶり反発。22日の取引終了後、りそなホールディングス<8308>との資本・業務提携を発表。これにより両社は、データを起点とした新サービスの開発強化を図るほか、地域金融機関などへのデータ活用サービスの提供を目指す。この提携に伴い、りそなHDはブレインPの佐藤清之輔会長と草野隆史社長から各11万1500株、計22万3000株(発行済み株数の1.0%)を取得する。また、今後市場などでブレインP株を追加取得し、持ち分比率を最大2.5%程度まで引き上げる見通し。

■スミダコーポレーション <6817>  831円  +7 円 (+0.9%)  本日終値

スミダコーポレーション<6817>が5日ぶりに反発。22日の取引終了後、中期経営計画の目標値を見直すと発表。最終年度である23年12月期の営業利益目標を従来の70億円から75億円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。人民元高や原材料価格とエネルギー価格の高騰、新型コロナウイルス感染症の拡大継続による物流コストの上昇といったマイナス要因があったものの、EV/xEV市場の拡大による新規ビジネスを獲得してきたことを考慮した。また、21年2月に発表した中期経営計画は新型コロナの影響などを受けた弱い市場環境が続くことを前提としていたことも見直しの理由に挙げている。

■ミクニ <7247>  392円  +2 円 (+0.5%)  本日終値

ミクニ<7247>が5日ぶりに反発。同社は22日、子会社のミクニインディア(MID)で生産するバキュームポンプを新たに欧州系自動車メーカーに供給すると発表。バキュームポンプは、ブレーキ倍力装置などへの負圧供給を行う部品で、ガソリンエンジン車のほか各種ハイブリッド車に採用されるという。MIDは今月から量産を開始し、供給数量は年間で最大50万台になる見通しだとしている。

■ビーマップ <4316>  491円  -72 円 (-12.8%)  本日終値

ビーマップ<4316>が4日続落。同社は22日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を13億5000万円から10億4000万円(前期比22.6%減)へ、営業損益を5000万円の黒字から1億6000万円の赤字(前期は4600万円の黒字)へ、純損益を4000万円の黒字から1億7000万円の赤字(同4100万円の黒字)へ下方修正すると発表した。モビリティ・イノベーション事業分野、ワイヤレス・イノベーション事業分野ともに、当初の計画を大幅に下回る見込みであるため。交通系ICカードに関わる交通費精算クラウドサービス「transit manager」や私鉄向けアプリ、システム開発・運用に注力したが、新型コロナウイルスによる鉄道利用者減少の影響を受けた。また、無線デバイスを用いたIoTやローカル5Gなどの分野は大型案件の受注が伸びていないとした。

●ストップ高銘柄

佐渡汽船 <9176>  185円  +50 円 (+37.0%) ストップ高   本日終値

フジ <8278>  2,792円  +500 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値

ヘッドウォータース <4011>  4,400円  +700 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

シーズメン <3083>  752円  -150 円 (-16.6%) ストップ安   本日終値

ペルセウス <4882>  416円  -80 円 (-16.1%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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