日野自はS安、エンジン認証に関する不正行為を正式発表
日野自動車<7205>が大幅続落。ストップ安まで売られ、連日で昨年来安値を更新した。同社は4日取引終了後に、日本市場向け車両用エンジンの排出ガス及び燃費に関する認証申請で、エンジン性能を偽る不正行為があったことを確認し、エンジン性能に問題があることも判明したと正式に発表。出荷停止やリコールなどによる業績への影響が懸念されているようだ。
不正行為があったのは、中型エンジン「A05C(HC-SCR)」、大型エンジン「A09C」「E13C」の3機種。また、小型エンジン「N04C(尿素SCR)」についても、不正の有無は判明していないものの燃費性能の問題が明らかになったとしている。なお、同社は今後も総点検として、エンジン認証手続きに関する徹底的な事実関係の調査、認証プロセスの遵守状況及びエンジン性能の検証を継続する。