Sサイエンスが急伸、ニッケル価格急上昇で思惑
エス・サイエンス<5721>が急伸している。ウクライナ情勢の緊迫化を受けてロンドン金属取引所(LME)でニッケル価格が急上昇しており、ニッケル製品の販売を手掛ける同社に思惑的な買いが向かっているようだ。
4日のLMEニッケル3カ月先物は一時、1トン=3万ドルを突破。この日も3万4000ドル超と急騰している。ロシアはニッケルの主要生産国の1つであり、世界シェアの1割程度を占めている。現時点でロシア産金属の供給は止まっていないもようだが、今後の情勢が更に緊迫するようだと欧米の金融機関を中心にロシア系企業との取引を断るケースも考えられ、供給不足への警戒が価格上昇につながっているようだ。