三井松島HD、住石HDなど石炭関連が物色、原油高騰で石炭火力の見直しも
三井松島ホールディングス<1518>が反発し2000円大台を回復したほか、住石ホールディングス<1514>なども買い優勢の展開となっており、石炭関連株が買い直されている。バイデン米大統領は8日、ロシア産の原油、天然ガスなどの輸入を全面的に禁止すると発表した。前日のWTI原油先物価格は終値で4ドル30セント高の1バレル=123ドル70セントと上昇が止まらない状況にあり、エネルギーコストの上昇が世界的に企業業績に影響を及ぼすことが警戒されている。そうしたなか、市場では「脱炭素への取り組みで一度は後退した石炭火力への見直しが進むのではないか」(中堅証券ストラテジスト)という見方も示されており、関連企業への投資資金流入を後押ししている。