富士通が急反発、22年3月期利益予想を下方修正も来期以降の業績回復に期待
富士通<6702>が急反発している。8日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を2750億円から2100億円(前期比21.1%減)へ、純利益を2050億円から1600億円(同21.1%減)へ下方修正し、増益予想から一転して減益予想とした。売上高は3兆6300億円(同1.1%増)の従来見通しを据え置いたものの、グループ外へのキャリア転進を希望する従業員に対し、一定の支援を実施するセルフ・プロデュース支援制度を期間限定で拡充する予定で、これに伴い営業費用650億円を積み増すことが要因という。
会社側によると、2月28日までに3031人の応募があり、これに伴いワンショットの費用650億円が発生する見込みとしているが、これに伴い来期収益が上向くとの見方が強まっており、これを材料視した買いが入っているようだ。