「ニッケル」が6位、前日比2倍超の急騰でLME取引停止<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ニッケル」が6位となっている。
ニッケル価格が急騰している。8日のロンドン金属取引所(LME)でニッケル3カ月先物は一時前日比2倍超の1トン=10万1365ドルまで上昇し、連日で史上最高値を更新した。ウクライナ情勢緊迫化に伴う供給不安を背景とした価格上昇により、大規模なショートスクイーズ(損失覚悟の空売り買い戻し)が発生したとみられている。
これを受けてLMEは8日、ニッケル取引を停止するという異例の措置に踏み切った。11日以降に取引が再開される見通しだが、現時点で再開日は未定となっている。株式市場では非鉄関連への注目度が一段と高まりをみせており、ニッケル関連株にも依然として思惑買いが向かっている。
主な銘柄としては大平洋金属<5541>、住友金属鉱山<5713>のほか、日本冶金工業<5480>、エス・サイエンス<5721>など。三菱商事<8058>をはじめとする総合商社や、非鉄専門商社のアルコニックス<3036>も要マークとなる。このほか、ニッケル価格に連動した商品ETFであるWisdomTree ニッケル上場投資信託<1694>が荒い値動きで注目を浴びている。