本日注目すべき【好決算】銘柄 レーサム、アズワン、ハウテレ (9日大引け後 発表分)

注目
2022年3月10日 7時01分

9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

レーサム <8890> [JQ]  ★今期経常を32%上方修正、配当も8円増額

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の74.5億円→98億円に31.5%上方修正。増益率が5.5倍→7.3倍に拡大する見通しとなった。主力の資産価値創造事業で大型物件を売却したことに加え、物件売却の利益率が想定より高水準だったことが要因。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の27円→35円(前期は4円)に増額修正した。配当利回りは4.35%に上昇。

アイホン <6718>   ★今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の53億円→56億円に5.7%上方修正。増益率が43.5%増→51.6%増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。世界的な電子部品の需給逼迫で商品供給に遅延が生じ、売上高は計画を下回るものの、経費削減の進展が寄与し採算は改善する。

ハウテレ <7064> [東証M]  ★今期経常は6.4倍増で3期ぶり最高益更新へ

◆22年1月期の経常損益(非連結)は4400万円の黒字(前の期は2億1800万円の赤字)に浮上して着地。続く23年1月期の同利益は前期比6.4倍の2億8000万円に急拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は戦略的なマーケティング展開を通じ、新卒向け、中途向け就活サービスの顧客層の大幅な拡大を見込む。また、コストコントロールを継続することも増益につながる。

アズワン <7476>   ★今期経常を7%上方修正、配当も13.5円増額

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の89.2億円→95.6億円に7.2%上方修正。減益率が12.5%減→6.2%減に縮小する見通しとなった。主力の研究・開発向けが官民ともに需要が伸びたほか、反動減を見込んでいた医療・介護向けも想定より底堅く推移したことが要因。販管費の抑制なども上振れに貢献する。

併せて、今期の年間配当を従来計画の127.5円→141円に増額修正した。

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