コスモHDは一時17%安と急落、アブダビ政府系ファンドの株式売却で需給悪化懸念
コスモエネルギーホールディングス<5021>は急落。株価は一時、前日に比べ17%安に売られた。9日取引終了後、海外売り出しを発表しており、株式需給の悪化が嫌気された。同社の筆頭株主であるインフィニティ・アライアンス・リミテッドが保有する1330万株を売り出す。インフィニティ社はアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国が100%出資する政府系ファンド、ムバダラ・インベストメントの完全子会社。ムバダラはコスモHDの15.7%の株式を保有しているが、その全株式を売却する。売出価格は2450円で決まったことから株価は同価格にサヤ寄せする動きとなっている。