東京株式(前引け)=625円安、米インフレ加速に警戒感も
11日前引けの日経平均株価は前日比625円66銭安の2万5064円74銭。前場の東証1部の売買高概算は8億40万株、売買代金は1兆8830億円。値上がり銘柄数は277、値下がり銘柄数は1836、変わらずは67銘柄だった。
日経平均株価は急反落。前日の日経平均株価が急上昇した反動で、この日は利益確定による売りが先行している。また、前日発表された米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの上昇となり、インフレ加速への懸念が高まったことも警戒されている。ハイテク株などを中心に値を下げる銘柄が目立つ。為替は一時1ドル=116円40銭近辺まで円安が進んだ。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やソフトバンクグループ<9984>が大幅安となり、リクルートホールディングス<6098>や日本電産<6594>が売られた。トヨタ自動車<7203>やファーストリテイリング<9983>も値を下げた。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が堅調。KDDI<9433>や三菱商事<8058>が値を上げた。