明日注目すべき【好決算】銘柄 オハラ、ヤーマン、クミアイ化 (11日大引け後 発表分)
11日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
オハラ <5218> ★今期経常を27%上方修正
◆22年10月期の連結経常利益を従来予想の18.5億円→23.5億円に27.0%上方修正。増益率が6.8%増→35.6%増に拡大する見通しとなった。光事業でデジタルカメラ向け光学機器用レンズ材の販売が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
アールエイジ <3248> [東証2] ★11-1月期(1Q)経常は4.2倍増益、配当1円増額
◆22年10月期第1四半期(21年11月-22年1月)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の2.9億円に急拡大して着地。賃貸事業用マンション2棟を売却し、開発販売事業の収益が急改善したことが寄与。
第1四半期実績だけで、通期計画の4.2億円に対する進捗率は69.5%に達しており、業績上振れが期待される。
併せて、上期配当を従来計画の14円→15円(前年同期は14円)に増額修正した。年間配当は29円になる。
オーベクス <3583> [東証2] ★今期経常を17%上方修正、配当も10円増額
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の5.8億円→6.8億円に17.2%上方修正。増益率が75.2%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。売上高が計画通りに推移するなか、経費削減の継続的な取り組みなどが寄与し、採算が上向く。
併せて、創立130周年記念配当10円を実施する形で、期末一括配当を従来計画の15円→25円(前期は15円)に大幅増額修正した。
クミアイ化 <4996> ★11-1月期(1Q)経常は2倍増益で着地
◆22年10月期第1四半期(21年11月-22年1月)の連結経常利益は前年同期比99.9%増の39.5億円に拡大して着地。主力の農薬及び農業関連事業が収益を牽引した。国内向けは箱処理剤や水稲用除草剤の販売が好調だった。海外ではアルゼンチンで畑作用除草剤が前傾出荷されたほか、市場環境が良好な北米向けが大幅に増加した。また、欧州向けの園芸用殺菌剤も引き合いが強かった。
共和工業 <5971> [JQ] ★5-1月期(3Q累計)経常は2.6倍増益、配当を20円増額修正
◆22年4月期第3四半期累計(21年5月-22年1月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の11.1億円に急拡大して着地。主要取引先の建設機械業界で新型コロナ感染拡大の影響が縮小し、建機用高強度ボルトの販売が回復したことが寄与。
通期計画の13億円に対する進捗率は85.8%に達しており、業績上振れが期待される。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は80円)に増額修正した。
併せて、株主優待制度を新設すると発表。毎年4月末時点で100株以上を保有する株主に一律1000円分のクオカードPayを贈呈する。
ヒーハイスト <6433> [JQ] ★今期配当を3円増額修正
◆22年3月期の期末一括配当を従来計画の1円→4円(前期は1円)に大幅増額修正した。業績好調による普通配当2円に加え、創立60周年記念配当1円を実施する。
ヤーマン <6630> ★今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年4月期の連結経常利益を従来予想の62.1億円→72.2億円に16.2%上方修正。増益率が1.9%増→18.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ブランディング広告や新製品開発などの施策が奏功し、業績拡大が進んだことを反映した。
サンオータス <7623> [JQ] ★今期経常を36%上方修正、配当も5円増額
◆22年4月期の連結経常利益を従来予想の2億2000万円→3億円に36.4%上方修正。増益率が12.2%増→53.1%増に拡大する見通しとなった。原油価格上昇に伴う石油製品の値上がりが収益を押し上げる。また、プジョー・ジープブランドの輸入車販売が好調に推移していることに加え、レンタカー部門の収益構造改善も上振れの要因となる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正した。
株探ニュース