東京株式(前引け)=大幅続伸、先物主導で次第高の展開に
16日前引けの日経平均株価は前営業日比438円23銭高の2万5784円71銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億1600万株、売買代金概算は1兆4897億円。値上がり銘柄数は1305、対して値下がり銘柄数は762、変わらずは109銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でハイテク株中心に買いが入り、主要株価指数が揃って大幅高となったことを受け、リスク選好の流れとなった。日経平均は高く始まった後も次第高の展開となり、前引けは2万5700円台でほぼ高値引けとなった。原油先物価格がここにきて急速に下げていることで、インフレに対する警戒感や企業収益への影響を懸念するムードが和らいでいる。先物への大口買いが断続的に入り、これを背景にインデックス買いを通じて全体指数が押し上げられた格好。空売り筋のショートカバーも反映されたとみられる。
個別ではレーザーテック<6920>が堅調、東京エレクトロン<8035>は大幅高に買われた。また、三井ハイテック<6966>は連日のストップ高カイ気配と値を飛ばした。任天堂<7974>が買いを集め、ソニーグループ<6758>も上昇した。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が急伸、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>も大幅高。半面、スノーピーク<7816>が安く、第一三共<4568>も軟調。日揮ホールディングス<1963>も下落した。Link-U<4446>は急落、イーレックス<9517>も値を下げた。