注目銘柄ダイジェスト(前場):三井ハイテク、サン電子、アスクルなど

市況
2022年3月16日 11時49分

KLab<3656>:403円(+23円)

大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は535円としている。当面はEAと進めている協業タイトルのローンチ動向が最大の注目点としており、これが年間貢献すると予想される23年度PER水準は同業他社に比して割安とみているようだ。短期的には、一部タイトルのサービス終了や他社移管によるリソースシフトが利益面でプラスに作用ともみている。

スノーピーク<7816>:2672円(-189円)

大幅反落。前日に2月の月次動向を発表している。連結売上高は前年同月比44.0%増となり、前月の同63.1%増から伸び率鈍化も、高水準の増収率を確保。ただ、国内直営チャンネルは同4.1%減とマイナスに転じている。来店者数の減少に伴い直営店販売が同14.1%減と2ケタ減少したことが響いた。前日には期待感が先行していたこともあり、ポジティブサプライズの乏しい内容が売り材料視される形に。

三井ハイテク<6966>:10000円(+1500円)

連日のストップ高。一昨日に発表した決算を高評価する動きが継続している。前期実績、今期見通しともに市場想定を大きく上回る水準となっているほか、新中期計画で示した25年1月期営業利益300億円も想定以上との見方が優勢。前回の中計では、24年1月期営業利益75億円であった。EV化進行によるモーターコア事業の成長期待があらためて再燃する形になっているようだ。

アスクル<2678>:1453円(-124円)

大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は106億円で前年同期比3.4%増となり、上半期2ケタ増益から増益率は鈍化している。会社側では、売上はやや弱含みも、利益は計画に対して順調な進捗としているが、株価が高値圏にある中で、出尽くし感からの利食い売りが先行のもよう。また、新アスクルWebサイトに関して、開発要件の追加で45億円の追加投資を実行としており、今後のコスト負担増も警戒視へ。

パーク24<4666>:1933円(+119円)

大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は46.5億円となり、前年同期比74.1億円の損益改善となっている。業績予想は据え置いているが、上半期計画50億円に対する進捗率は93%に達しており、上振れ可能性は高いとの見方につながっている。コロナ影響緩和による売上改善のほか、不採算駐車場の解約、地代減免などが想定以上に進み、利益率も改善のもよう。期待以上の収益回復をポジティブ視の流れに。

セレスポ<9625>:1475円 カ -

ストップ高買い気配。22年3月期の営業損益を従来予想の22.00億円の黒字から58.00億円の黒字(前期実績18.29億円の赤字)に上方修正している。国際的スポーツ大会に関する業務で顧客と金額面での合意に時間を要していたが、現時点で入手可能な情報に基づいて算定した結果、大幅な上振れとなった。併せて期末配当を従来予想の50.00円から100.00円(前期末実績は無配)に増額修正した。

JTOWER<4485>:3520円(+155円)

大幅に3日続伸。22年3月期の純利益を従来予想の2.80億円から5.20億円(前期実績5.06億円)に上方修正している。持分法適用関連会社ナビック(東京都千代田区)の保有株全てをフィンテックグローバル<8789>傘下のMOST投資事業有限責任組合(千葉県木更津市)に譲渡するため。譲渡株数は1万6249株で、譲渡価額は2.40億円。営業利益予想は5.20億円(同4.18億円)で据え置いた。

サン電子<6736>:1905円(+199円)

大幅に3日続伸。従来未定としていた22年3月期の営業利益予想を14.00億-15.00億円(前期実績6.87億円)と発表している。最近の景気動向や海外子会社などの決算を踏まえた。また、デリバティブ評価益を営業外収益として計上するため、純利益予想は23.00億-24.00億円(同0.47億円)とした。期末配当予想は20.00円(前期末実績10.00円)で、年間では40.00円(前期年間配当実績10.00円)となる。

《ST》

提供:フィスコ

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