話題株ピックアップ【夕刊】(3):セレスポ、クラスター、リグア

注目
2022年3月16日 15時20分

■沖縄電力 <9511>  1,411円  -12 円 (-0.8%)  本日終値

沖縄電力<9511>は反落。同社は15日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を1754億円から1758億円へ上方修正する一方で、経常利益を46億円から26億円(前期比77.1%減)へ、純利益を33億円から17億円(同79.6%減)へ下方修正すると発表した。燃料価格高騰によって燃料費や他社購入電力料が増加し、卸電力市場価格の高騰による他社購入電力料の増加の影響もあるとした。

■INPEX <1605>  1,290円  -7 円 (-0.5%)  本日終値

INPEX<1605>が続落。15日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前日比6.57ドル安の1バレル=96.44ドルに下落したことを嫌気する売りが膨らんだ。一時93.53ドルまで急落した。中国での新型コロナウイルス感染拡大の影響で、原油需要が減少することが警戒された。原油先物価格は、7日に130.50ドルの高値をつけた後は大幅に値を下げており、INPEXは売りに押される展開となっている。

■セレスポ <9625>  1,475円  +300 円 (+25.5%) ストップ高   本日終値

セレスポ<9625>がストップ高。15日の取引終了後、22年3月期の単独業績予想について、売上高を230億円から270億円(前期比6.1倍)へ、営業利益を22億円から58億円(前期18億2900万円の赤字)へ、最終利益を15億円から39億円(同11億700万円の赤字)へ上方修正し、あわせて50円を予定していた期末一括配当予想を100円へ引き上げたことが好感された。国際的スポーツ大会に関する業務について、顧客との間で業務内容の確認に時間を要した結果、金額に関する合意にも時間を要していたが、現時点で入手可能な情報や予測に基づいて業績予想を算定したとしている。

■クラスターテクノロジー <4240>  407円  +80 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値

クラスターテクノロジー<4240>に物色人気集中。同社は微細加工技術を駆使して精密樹脂部品などを製造し、素材から検査工程まで一貫した開発生産体制が強みとなっている。15日取引終了後、耐摩耗性、高摺動に優れた低比重バイオプラスチック材料(バイオマス度95%以上)を開発、サンプル提供を開始したことを発表しており、これが材料視された。22年3月期は営業利益段階で前期比2.6倍の9000万円と急伸を見込んでいるほか、株式需給面でも時価総額30億円未満の小型株ならではの足の軽さが特徴で、上値を見込んだ投資マネーが一気に流れ込む形となった。

■リグア <7090>  2,701円  +500 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

リグア<7090>が急騰。15日の取引終了後、上限を2万5000株(発行済み株数の1.78%)、または5000万円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。取得期間は3月16日から9月30日までで、役職員に対するインセンティブ・プランや資本効率の向上、また経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることを目的としている。

■INCLUSIVE <7078>  1,408円  +223 円 (+18.8%)  本日終値

INCLUSIVE<7078>が4日ぶりに反発。この日の寄り前、子会社ナンバーナインとともにロケット開発系スマートフォン向け漫画のプロジェクトを始動したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同プロジェクトでは、「左ききのエレン」などの著者として知られるかっぴー氏が原作を担当。民間ロケット開発を行うインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)及び北海道大樹町で宇宙港「北海道スペースポート」を推進するSPACE COTAN(北海道大樹町)の協力のもと、宇宙産業やロケット開発事業をより身近なものにする内容になるという。

■ブラス <2424>  752円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

ブラス<2424>はストップ高。15日の取引終了後、22年7月期上期(21年8月~22年1月)の決算を発表。営業損益が2億8100万円の黒字(前年同期1億7100万円の赤字)に浮上しており、これを好感した買いが膨らんだようだ。売上高は51億4300万円(同39億2500万円)だった。まん延防止等重点措置の影響が及んでいるものの、上期の受注状況に関しては過去最高の新規来館者数、受注件数を記録したという。あわせて、上限を30万株(発行済み株数の5.3%)、または2億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は16日から7月22日まで。

■免疫生物研究所 <4570>  323円  +34 円 (+11.8%)  本日終値

免疫生物研究所<4570>が商い伴い急騰。15日の取引終了後にフェニックスバイオ<6190>と業務提携したと発表。フェニクスBが製造販売を開始した脂質代謝研究用素材である「PXB-cells LA」について、これを用いた受託試験サービスに関して提携していく。なお、免疫生物研では同件が今期業績に与える影響はないとしているが、来期以降の中期経営計画の3年間で数千万円程度の売り上げ増加を見込んでいるとし、現在影響額の策定を行っているという。あわせて、22年3月期業績予想の下方修正を発表。売上高を7億7000万円から6億4500万円(前期比7.1%増)へ、営業損益を1億700万円の赤字から1億2800万円の赤字(前期2億4000万円の赤字)へ引き下げた。

■セーラー広告 <2156>  267円  +27 円 (+11.3%)  本日終値

セーラー広告<2156>が大幅高。同社は15日取引終了後に、これまで非開示としていた22年3月期通期の連結業績予想を公表。営業損益見通しを1000万円の黒字(前期は1億3200万円の赤字)としていることが好感されたようだ。総売上高は前期比3.7%増の65億円となる見通し。デジタルマーケティング関連の受注がインターネット広告を中心に増加しているほか、利益面では内制化の推進による利益率の向上や販管費の抑制が寄与するとしている。また、同様に非開示としていた期末一括配当は4円(前期も4円)とする方針を明らかにしている。

■3DM <7777>  274円  -80 円 (-22.6%) ストップ安   本日終値

スリー・ディー・マトリックス<7777>は急落。15日の取引終了後、22年4月期の連結業績予想について、売上高にあたる事業収益を23億7900万円から15億900万円(前期比47.4%増)へ、営業損益を17億4600万円の赤字から23億9800万円の赤字(前期26億4800万円の赤字)へ、最終損益を18億7100万円の赤字から26億2100万円の赤字(同20億1200万円の赤字)へ下方修正しており、これが嫌気された。製品販売が計画を大幅に下回ったことが要因としている。また、四半期ごとに減損の兆候が生じた対象資産に対する減損処理の判定を行っており、第3四半期に新たに特許に関する長期前払費用など固定資産の特別損失1074万円を計上したことも響く。同時に発表した第3四半期累計(21年5月~22年1月)決算は、売上高10億円(前年同期比41.8%増)、営業損益20億3000万円の赤字(前年同期18億5200万円の赤字)、最終損益20億7000万円の赤字(同15億6600万円の赤字)だった。

●ストップ高銘柄

グローバルウェイ <3936>  342円  +80 円 (+30.5%) ストップ高   本日終値

BeeX <4270>  3,130円  +504 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値

GEI <9212>  717円  +100 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

エッジテクノロジー <4268>  742円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

旅工房 <6548>  773円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

Pアンチエイ <4934>  4,100円  -700 円 (-14.6%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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