東京株式(前引け)=反落、急騰の反動で利益確定売りに押される

市況
2022年3月24日 11時48分

24日前引けの日経平均株価は前営業日比312円40銭安の2万7727円76銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億7866万株、売買代金概算は1兆4938億円。値上がり銘柄数は301、対して値下がり銘柄数は1826、変わらずは53銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、前日まで日経平均が急速に水準を切り上げてきた反動で目先利益確定の売りが表面化した。前日の欧米株市場が全面安となったことで、足もとは買い手控えムードが強くなり、日経平均は再び2万7000円台に押し戻されている。原油価格の上昇による企業業績への影響や、依然として不透明なウクライナ情勢も重荷となっている。値下がり銘柄数は1800を超え、東証1部全体の84%を占めた。日経平均は一時400円以上下落する場面もあったが、下値では押し目買いが入り前引け時点では下げ渋っている。

個別では、日本郵船<9101>が断トツの売買代金をこなしながらも大きく株価水準を切り下げている。また、レーザーテック<6920>が売られ、日本電産<6594>も値を下げた。マネックスグループ<8698>が利食われ、ファーストリテイリング<9983>も下落した。日本道路<1884>が急落、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>も安い。

半面、トヨタ自動車<7203>が買い優勢、デンソー<6902>も堅調。三菱重工業<7011>は上値指向を続けている。大平洋金属<5541>が急伸、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も大幅高。ユーグレナ<2931>も物色人気に。

出所:MINKABU PRESS

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