【↑】日経平均 大引け| 9日続伸、一時マイナス圏も円安進行で底堅く推移 (3月25日)

市況
2022年3月25日 16時21分

日経平均株価

始値  28338.81

高値  28338.81(09:00)

安値  27946.79(12:45)

大引け 28149.84(前日比 +39.45 、 +0.14% )

売買高  11億8685万株 (東証1部概算)

売買代金  3兆0581億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は39円高と9日続伸、下値に買いが入り堅調

2.前日のNYダウは349ドル高と反発、原油安などを好感

3.日経平均は一時マイナス圏に下落も円安進行で底堅く推移

4.東エレクやレーザーテク、スクリンなど半導体株が買われる

5.大手海運や商社株などは配当権利取り狙いの買いが継続流入

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比349ドル高と反発した。半導体関連のインテル<INTC>やアップル<AAPL>などハイテク株中心に買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は小幅に9日続伸。朝高後、一時マイナス圏に転じたが、下値に買いが入り底堅く推移した。

前日の米株式市場では、原油価格の下落などが好感されNYダウが反発した。これを受けた、本日の東京市場も日経平均は寄り付きでは200円を超える上昇でスタートした。ただ、前日まで8日続伸となり、その間に2900円超の上昇と大幅高を演じてきただけに上値では利益確定売りが流入。一時160円を超す下落となる場面があった。もっとも、為替は朝方に1ドル=122円台と急激なドル高・円安水準が進行していることも輸出関連のハイテク株などにはプラス要因に働くとの見方も強く、全体相場は底堅く推移した。

個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>など半導体関連株が堅調。日本郵船<9101>や商船三井<9104>など大手海運株や三井物産<8031>や伊藤忠商事<8001>など大手商社株には、配当権利取りの買いが継続した。日本製鉄<5401>が高く、住友金属鉱山<5713>や大平洋金属<5541>など非鉄株もしっかり。

半面、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など大手銀行株が軟調。ファーストリテイリング<9983>やオリエンタルランド<4661>も売られた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、塩野義 <4507> 、TDK <6762> 、第一三共 <4568> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約57円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、KDDI <9433> 、ダイキン <6367> 、ファストリ <9983> 、NTTデータ <9613> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約60円。

東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)水産・農林業、(3)その他製品、(4)医薬品、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)保険業、(2)パルプ・紙、(3)情報・通信業、(4)その他金融業、(5)銀行業。

■個別材料株

△大豊建 <1822>

麻生との資本・業務提携を好感。

△明星工 <1976>

自社株300万株を3月31日に消却へ。

△テンポイノベ <3484>

22年3月期配当予想を増額修正。

△KLab <3656>

ブロックチェーン関連の子会社設立。

△塩野義 <4507>

新型コロナ飲み薬を承認後に政府が100万人分購入で合意。

△リベルタ <4935> [JQ]

浄水器や医療機器製造のファミリー・サービス・エイコーを子会社化へ。

△モリテック <5986> 、東光高岳 <6617>

経産省が「EV充電インフラの導入支援策を拡充」との報道。

△SANKYO <6417>

東海東京証券が投資判断を新規に「買い推奨」。

△アイペット <7339> [東証M]

22年3月期の経常利益予想を上方修正。

△東都水産 <8038>

大豊建 <1822> が麻生に対する第三者割当増資発表で思惑的買い入る。

▼GW <3936> [東証M]

東証が信用取引に関する臨時措置を実施。

▼Jストリーム <4308> [東証M]

22年3月期業績予想を下方修正。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ダイジェト <6138> 、(2)大豊建 <1822> 、(3)ミクニ <7247> 、(4)ホクシン <7897> 、(5)Gunosy <6047> 、(6)三共 <6417> 、(7)プロレド <7034> 、(8)大平金 <5541> 、(9)JUKI <6440> 、(10)アバント <3836>

値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)Sサイエンス <5721> 、(3)ファーマF <2929> 、(4)ブイキューブ <3681> 、(5)キムラタン <8107> 、(6)アドバネクス <5998> 、(7)ダイヤHD <6699> 、(8)ファンコミ <2461> 、(9)日本ドライ <1909> 、(10)ムゲンE <3299>

【大引け】

日経平均は前日比39.45円(0.14%)高の2万8149.84円。TOPIXは前日比0.09(0.00%)安の1981.47。出来高は概算で11億8685万株。東証1部の値上がり銘柄数は1007、値下がり銘柄数は1068となった。日経ジャスダック平均は3658.93円(10.75円高)。

[2022年3月25日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.