テックファムが大幅反発、三井物などと医療MaaSの概念実証を実施
テックファームホールディングス<3625>が大幅高で3日ぶりに反発している。午前10時45分ごろ、三井物産<8031>及び東京や大阪を拠点に在宅医療を手掛けるゆみの(東京都豊島区)と共同で、医療MaaSの概念実証(PoC)を実施したと発表しており、これが好材料視されている。
同社では、超高齢社会の地域医療へのデジタル活用を推進し、医療リソース不足解消や利用者の利便性向上に向けて、医療の人材・モノ・移動手段をシェアリングする地域医療プラットフォームの実現を目指しているが、今回の概念実証では医療現場における課題の洗い出しを行い、訪問時の業務ステータスや位置情報などを把握するためにタブレット端末アプリを開発。収集したデータから診療数の最大化に必要な車両や人材、医療資材などの最適解を導くための業務課題を明らかにしたという。また、検証結果より、モビリティーの運用における改善余地が高く、シェアリングによる訪問効率の改善可能性があることが確認できたとしており、今後も地域医療プラットフォームの実現にむけた取り組みを継続するとしている。