エムスリーが上値指向、ストライクとのM&A仲介業務事業で協業へ
エムスリー<2413>が上値指向にあり、75日移動平均線との下方カイ離をほぼ解消する水準まで浮上し底値圏離脱の動きをみせている。医薬品情報サービスや医薬従事者向け会員制サイトなどを運営、収益の主柱を担う製薬マーケティング支援業務が絶好調で収益拡大を牽引している。ただ、PERが40倍台と割高水準にあることから、昨年秋口以降はグロース株からバリュー株シフトの動きのなかで、機関投資家とみられる実需売りで株価水準を切り下げてきた。しかし、足もとではバリュー株からグロース株へと資金が還流する動きがみられ、同社株にも底値拾いの動きが観測されている。そうしたなか、前週末1日に同社はM&A仲介業務を手掛けるストライク<6196>と、医療機関向けM&A仲介サービスを本格的に行うことが明らかとなり、これが株価押し上げ材料となっている。両社は20年1月に業務提携している。きょうはストライクの株価も堅調な値動きをみせている。