東京株式(前引け)=小幅続落、市場再編初日で様子見ムード
4日前引けの日経平均株価は前営業日比39円21銭安の2万7626円77銭と小幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は4億7202万株、売買代金概算は1兆507億円。値上がり銘柄数は1082、対して値下がり銘柄数は699、変わらずは58銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は強弱観が対立するなか、前日終値を挟んで方向感の見えない動きとなった。きょうから「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に再編されたが初日ということもあり様子見ムードが強い。前日の欧米株市場は総じて堅調な値動きだったが、米国株市場は主要株価指数が一時マイナス圏に沈むなど、不安定な値動きで、東京市場では下値抵抗力は発揮しながらも上値を買い進む動きは見られなかった。米株価指数先物がマイナス圏で推移していることも買いを手控えさせた。ただ、個別では中小型株の物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数が値下がりを大幅に上回っている。
個別では売買代金首位となったソフトバンクグループ<9984>が堅調、僅差で売買代金2位となった日本郵船<9101>など海運株の強さが目立った。任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>などが強調展開となり、エムスリー<2413>も買い優勢。ジェイテックコーポレーション<3446>が値を飛ばし、サイバーリンクス<3683>、ラクス<3923>なども大幅高。半面、東京エレクトロン<8035>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も軟調。三井ハイテック<6966>なども利食われた。Link-U<4446>が急落、マルマエ<6264>、BEENOS<3328>なども大幅安となった。