エヌシーエヌが急伸、出荷堅調で22年3月期業績は計画上振れ
エヌ・シー・エヌ<7057>が急伸している。14日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が79億5900万円から85億7100万円(前の期比33.3%増)へ、営業利益が3億800万円から4億500万円(同43.6%増)へ、純利益が2億3300万円から2億9500万円(同31.1%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
木造業界では原材料の不足とそれに伴う資材高騰及び工期の遅延が懸念されているが、同社では独自のサプライチェーンが有効に機能したことで木材を安定的に確保し、堅調に出荷を行ったことが寄与した。なお、業績上振れに伴い期末一括配当を従来予想の28円から37円(前期28円)へ引き上げた。
同時に、自然の中にもう一つの家があるライフスタイルをサブスクリプション制で提供する「SANU 2nd Home」の運営を行うSanu(東京都中央区)と共同出資で新会社N&S開発を設立すると発表した。合弁会社は、Sanuが今後千葉、茨城、静岡などの地域で企画する海Sanu(仮称)の第1弾の開発及び運営を行う予定としている。