話題株ピックアップ【夕刊】(2):良品計画、関通、サインポスト

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2022年4月15日 15時19分

■S Foods <2292>  3,025円  -165 円 (-5.2%)  本日終値

14日に決算を発表。「今期経常は17%減益、8円増配へ」が嫌気された。

S Foods <2292> [東証P] が4月14日大引け後(15:00)に決算を発表。22年2月期の連結経常利益は前の期比38.6%増の179億円に拡大したが、23年2月期は前期比16.7%減の150億円に減る見通しとなった。

⇒⇒S Foodsの詳しい業績推移表を見る

■良品計画 <7453>  1,179円  -63 円 (-5.1%)  本日終値

良品計画<7453>は反落。14日の取引終了後に22年8月期業績予想の下方修正を発表。営業収益を4800億円から4700億円(前期比3.6%増)へ、営業利益を450億円から380億円(同10.5%減)へ引き下げており、これが嫌気されたようだ。店舗数が増加していることから営業収益は増加基調を維持するものの、衣服・雑貨が苦戦していることが響く。また、中国でのゼロコロナ政策に伴う行動規制も業績の重しとなる見込み。なお、同時に発表した上期(21年9月~22年2月)の決算は、営業収益2444億円(前年同期比7.1%増)、営業利益188億5400万円(同19.4%減)だった。

■日本国土開発 <1887>  538円  -12 円 (-2.2%)  本日終値

日本国土開発<1887>が反落。14日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を1500億円から1267億円(前期比7.6%増)へ、営業利益を102億円から73億円(同30.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。注力している設計施工案件の受注時期のずれや一部工事の進捗遅れなどが響く見通し。ただ、連結子会社で一部資産譲渡を予定していることから、最終利益は68億円(同11.8%減)の従来見通しを据え置いている。なお、同時に発表した第3四半期累計(21年6月~22年2月)決算は、売上高856億4000万円(前年同期比0.4%減)、営業利益24億4000万円(同69.1%減)、純利益21億5500万円(同63.1%減)だった。

■サイエンスアーツ <4412>  3,785円  +700 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

サイエンスアーツ<4412>はストップ高。同社は14日取引終了後に、22年8月期通期の単独業績予想を修正。営業損益の見通しを従来の9100万円の赤字から6000万円の赤字(前期は9700万円の赤字)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の4億1400万円から5億5100万円(前期比50.7%増)に上方修正。ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」の新規利用ユーザー数やARPU(ユーザー1人当たりの売上金額)が堅調に推移しているほか、新規顧客のアクセサリー購入率・購買単価が想定を上回っていることが主な要因だとしている。また、同日にはゲームセンターを運営するGENDA GiGO Entertainment(東京都大田区)が、「Buddycom」をインカムのリプレイスとして採用したことも明らかにしている。

■ウォンテッドリー <3991>  2,375円  +400 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

ウォンテッドリー<3991>はストップ高。14日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を43億5000万円から44億5000万円(前期比24.5%増)へ、営業利益を6億円から11億円(同2.7倍)へ、純利益を2億7500万円から6億円(同2.5倍)へ上方修正したことが好感された。ビジネスSNS事業が想定よりも堅調に推移していることに加えて、投資対効果を見極めながら広告宣伝費の投下を進めていることが寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(21年9月~22年2月)決算は、売上高21億7700万円(前年同期比33.1%増)、営業利益4億7800万円(同14.2%増)、純利益2億9300万円(同14.8%増)だった。

■関通 <9326>  975円  +150 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

関通<9326>はストップ高。14日の取引終了後に23年2月期連結業績予想を発表し、売上高を120億200万円(前期単独100億9900万円)、営業利益を9億4300万円(同7億2900万円)とした。連結決算への移行に伴い前期との比較はないものの、引き続き成長路線が続く見通しとなったことが好感されたようだ。あわせて、キヤノンMJ傘下のキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)との資本・業務提携を発表しており、これも好材料視されている。互いの製品の連携強化をはじめ、販売プロモーション活動の共同実施や両社の顧客基盤を活用した製品・サービスの相互提案などでシナジー発揮を目指す。これに伴い、関通の代表取締役社長である達城久裕氏がキヤノンITSに対し、関通株12万5000株(発行済み株数の1.22%)を譲渡する予定だ。

■サインポスト <3996>  1,098円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位

サインポスト<3996>がストップ高。14日の取引終了後に発表した23年2月期単独業績予想で、売上高28億9300万円、営業利益2600万円、最終利益1600万円を見込むとしており、会計基準の変更に伴い前期との比較はないものの、営業損益が黒字転換する見通しであることが好感された。コンサルティング事業で前期第3四半期から新設部門が堅調に受注を増やしているほか、地域銀行や投資運用会社、クレジットカード会社などの得意先からの受注が堅調に推移する見通し。また、イノベーション事業で、ワンダーレジ-BOOKとEZレジの営業活動の成果が表れ、販売数を大きく伸ばす計画という。更に今年3月に新設した「DX・地方共創事業部」も創設初年度から一定の売り上げを確保する見込みで、これらが業績を牽引する。なお、22年2月期決算は、売上高21億1900万円(前の期比4.0%増)、営業損益3億7800万円の赤字(前の期5億9600万円の赤字)、最終損益2億9100万円の赤字(同7億8600万円の赤字)だった。

■佐鳥電機 <7420>  1,099円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位

佐鳥電機<7420>がストップ高。14日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を1240億円から1280億円(前期比20.9%増)へ、営業利益を18億円から26億円(同2.9倍)へ、最終利益を15億円から20億円(同3.8倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を20円から44円へ引き上げたことが好感された。リモートワーク需要の拡大によるノートパソコン用電子部品の販売増や、調達マネジメントサービスなどの拡大が想定を上回ったとしている。なお、期末配当予想の増額修正に伴い年間配当予想は62円(前期30円)になる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(21年6月~22年2月)決算は、売上高933億8600万円(前年同期比21.6%増)、営業利益19億700万円(同4.4倍)、最終利益15億3700万円(前年同期1億5100万円の赤字)だった。

■No.1 <3562>  969円  +105 円 (+12.2%)  本日終値

No.1<3562>が急伸。14日の取引終了後に発表した23年2月期連結業績予想で、売上高120億9400万円、営業利益9億8000万円、純利益5億8900万円を見込み、会計基準の変更に伴い前期との比較はないものの、会社側によると実質15%営業増益を見込むことが好感された。情報セキュリティーに対するニーズが高まっていることを背景にセキュリティー機器の伸長を見込むほか、アレクソン社とのシナジー発揮やフルマネージド型クラウドサービス「デジテラス」をはじめとするクラウド型サービスの提供などに注力し実質増益を見込む。なお、年間配当は前期比1円増の27円を予定している。同時に発表した22年2月期決算は、売上高139億1900万円(前の期比17.6%増)、営業利益8億5300万円(同38.7%増)、純利益5億3100万円(同31.9%増)だった。

■IGポート <3791>  1,508円  +122 円 (+8.8%)  本日終値

IGポート<3791>が4連騰。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(21年6月~22年2月)連結決算が、売上高85億5200万円、営業利益9億4500万円(前年同期比69.6%増)、純利益6億1900万円(同45.1%増)の大幅増益となり、会計基準の変更に伴い売上高の前年同期比較はないものの、営業利益は通期計画を上回る大幅増益となったことが好感された。出版事業で電子書籍が前年同期比70%増となったことが牽引役となった。また、「進撃の巨人」「GREAT PRETENDER」「ハイキュー!!」「攻殻機動隊」などのシリーズタイトルを中心に二次利用による収益分配を計上した版権事業も好調だった。なお、22年5月期通期業績予想は、売上高118億7800万円、営業利益3億7400万円(前期比45.8%減)、純利益1億2700万円(同78.1%減)の従来見通しを据え置いている。

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