話題株ピックアップ【昼刊】:クレセゾン、近鉄GHD、Gunosy

注目
2022年4月18日 11時37分

■クレディセゾン <8253>  1,607円  +270 円 (+20.2%) 一時ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

クレディセゾン<8253>がマドを開けて急騰。300円高はストップ高となる1637円水準での値動きとなっている。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が15日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、クレセゾン株の保有割合が5.06%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は、投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしている。報告義務発生日は8日。

■NEXT 原油ブル <2038>  1,740円  +49 円 (+2.9%)  11:30現在

NEXT NOTES ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN<2038>が上値追い鮮明で6連騰と異彩を放っている。原油市況に連動するように組成されたETNで、具体的にはドバイ原油価格をもとに算出した指数に連動し、指数の前日比変動率の2倍の値動きを想定したボラティリティの高さが特徴となっている。ここ、原油市況の上昇が再び顕著となっている。前週末15日はWTI原油先物市場は休場だったが、アジア原油(スポットドバイ)市場では2ドル70セント高と4日続伸し、1バレル108ドル台まで上昇、この動きに連動して原油先Wブルも買いが優勢となっている。3月9日につけた年初来高値1770円も視界に入ってきた。

■近鉄GHD <9041>  3,695円  +70 円 (+1.9%)  11:30現在

近鉄グループホールディングス<9041>が全般安のなか堅調な動き。傘下の近畿日本鉄道が15日、23年4月の運賃改定を国土交通大臣に対して申請したと発表しており、運賃値上げによる収益改善期待から買われているようだ。運賃を平均で17.0%値上げし、初乗り運賃は20円引き上げられる。新型コロナウイルス感染症の拡大により利用者数が大きく減少していることに加えて、会議や買い物のオンライン化などいわゆる「新しい生活様式」が定着しつつあり、これらによる収入減少を補うことが困難と判断したという。

■Gunosy <6047>  1,356円  +23 円 (+1.7%)  11:30現在

Gunosy<6047>が高い。前週末は300円高はストップ高に買われる人気となったが、きょうも空売りの買い戻しを誘発し、需給相場の様相を呈している。物色人気の発端となったのは、14日引け後に22年5月期の業績予想について、営業損益を収支均衡から2億円の黒字に上方修正したことが材料視されたもの。市場では「黒字に修正したといっても利益水準はかなり低く、ストップ高に買われるのは行き過ぎとみた投資家の空売りを呼び込んだ。ところが、買いの勢いは思いのほか強く、短期筋の空売り玉が踏まされる状況となっている」(中堅証券マーケットアナリスト)としている。直近8日現在で信用倍率は売り残が増加し、買い残が減少する状況にあったが、その後は更に需給がタイト化している可能性がある。また、日証金では貸借倍率が1.16倍と拮抗している状況にある。

■INPEX <1605>  1,600円  +22 円 (+1.4%)  11:30現在

INPEX<1605>が4日続伸し年初来高値を更新している。同社は15日、子会社INPEXノルウェーが、ノルウェー現地法人IIN社を通じて10%権益を保有するノルウェーPL293B鉱区で、油ガス層を発見したと発表しており、これが好感されている。同鉱区はノルウェー領北海にあり、03年から生産しているフラム油田(IIN社権益15%)の西約15キロメートルに位置。今年3月から4月にかけて試掘井を掘削した結果、周辺油ガス田における貯留岩層準とは異なる層準で非常に良好な貯留岩性状を有する層厚約20メートルの油層を確認するとともに、付随する層準においてもガスの存在を確認したという。

■HENNGE <4475>  1,221円  -143 円 (-10.5%)  11:30現在

HENNGE<4475>が急反落している。東京証券取引所が15日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を18日分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を実施すると発表しており、信用規制による取引負担増により個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られているようだ。また、日本証券金融も18日分から、貸借取引自己取引分及び非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金20%)にするとしている。

■日経レバ <1570>  13,375円  -520 円 (-3.7%)  11:30現在

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が3%を上回る大幅安。売買代金は10時現在で400億円を超え、全市場を通じ群を抜いている状況だ。日経平均株価に連動する仕組みに組成されたETFで、価格変動率は日経平均の2倍に基本設定されている。きょうは、前週末の欧米株市場が休場で手掛かり材料難のなか、全体指数は小動きが予想されたが、日経平均は225先物主導で400円超の下げと予想外に大きく下値を探る展開を強いられている。全体波乱含みの局面で個人投資家を中心に日経レバの売り買いも活発化している。

■日清製粉グループ本社 <2002>  1,667円  -59 円 (-3.4%)  11:30現在

日清製粉グループ本社<2002>、昭和産業<2004>など食品関連株の下げが目立っている。小麦市況の高騰を背景に、日清粉Gは今月8日に、6月20日納品分からの業務用小麦粉の値上げを発表し、発表後は価格転嫁による採算改善期待から株価をいったん上昇させたが、その後売り直される展開に。ウクライナ情勢は混迷の度合いを深めており、小麦市況の上昇圧力は今後も拭えないとの見方が広がっている。製品値上げの動きには限界があり、収益面へのプラス効果は限られるとの思惑で同社株も足もとで利益確定を急ぐ動きが出ているもようだ。日清粉GはPERも25倍台と高く、株価指標面からも割高感が意識されやすい。

■HIOKI <6866>  7,470円  -250 円 (-3.2%)  11:30現在

HIOKI<6866>が大幅安。前週末15日の取引終了後に22年12月期第1四半期(1~3月)の決算を発表し、売上高は前年同期比19.3%増の82億8700万円、営業利益は同31.2%増の18億3300万円で着地。ただ、これに先立つ12日に発表した通期上方修正を受けて株価水準を切り上げていただけに、目先材料出尽くし感が強まっているようだ。脱炭素化に向けた世界各国の取り組みを受け、国内外で自動車や電子部品、バッテリー市場関連の計測器需要が高い状態で推移したことが追い風となった。なお、通期の売上高は前期比16.0%増の340億円、営業利益は同21.9%増の70億1000万円の見通し。

■日本電産 <6594>  8,572円  -135 円 (-1.6%)  11:30現在

日本電産<6594>は全般下げ相場のなか、売りに押される展開ながら下値では押し目買いが厚い状況で小幅な下げにとどまっている。同社は今週21日に22年3月期の決算及び23年3月期の業績予想を発表する見通しにあるが、車載向けは足もと自動車減産の影響が出るものの、産業向けモーターの受注拡大を背景に堅調な内容が見込まれている。売り上げの9割近くを輸出で稼いでいることで、外国為替市場で目先急速に進むドル高・円安も追い風として意識される。ただし、きょうは前場取引時間中に中国の重要経済指標が複数発表されることで、同社は中国関連株の位置付けにあるだけに株価が不安定な動きとなることも予想され、積極的な買いは入りにくい状況にある。

■神戸天然物化学 <6568>  1,285円  +204 円 (+18.9%) 一時ストップ高   11:30現在

神戸天然物化学<6568>は一時ストップ高に買われている。前週末15日の取引終了後、22年3月期業績予想の大幅上方修正を発表。営業利益を7億円から10億9400万円(前の期比72.3%増)へ増額しており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。売上高も67億円から74億4000万円(同23.4%増)へ引き上げた。医薬関連・エレクトロニクス関連材料の量産ステージ製品を中心に想定を上回る需要が生じたことが業績押し上げ要因。設備投資や人的投資により生産能力を向上してきたことから、これら需要の取り込みに成功したとしている。

■ピアズ <7066>  1,425円  +222 円 (+18.5%)  11:30現在

ピアズ<7066>がカイ気配スタートで急速に切り返す展開となっている。同社は店舗運営コンサルティングやセールスプロモーションなどを主力展開するが、株価面では短期資金の攻勢を背景に、今月初旬から急動意し需給相場の様相を強めている。そうしたなか、15日取引終了後、新たな事業としてメタバース内でのライブ&コマース事業に参入することを決議したと発表、これが改めて株価を刺激する材料となった。同社はかねてからWeb3領域のメタバースに注目しており、今回、具体的にはライブエンターテイメント、ファンコミュニティー、グッズコマースの3つの事業を立ち上げ、自社IPの作成とともに同社ノウハウを活用した消費者ニーズの運営への反映による満足度・収益性向上を図る方針。また、メタバースやNFT事業における他社IPとの協業や技術的側面を持つさまざまな企業などとパートナーシップを組むことも検討するとしている。

■トレードワークス <3997>  1,080円  +132 円 (+13.9%) 一時ストップ高   11:30現在

トレードワークス<3997>が急反発。前週末15日の取引終了後、「日本デジタル空間経済連盟」に加盟したことを明らかにしており、これを材料視した買いが向かっているようだ。同連盟はSBIホールディングス<8473>が設立したもので、デジタル空間の経済発展が日本の経済発展に資するよう政策提言や情報発信、さまざまな関係団体との対話などを行うという。Tワークスは同連盟を通じ、デジタル証券や暗号資産、NFTに代表される次世代金融をはじめ、メタバース、人工知能(AI)、デジタルコマースといったテクノロジーファースト型の経済活動の発展に寄与することを目的に活動していく。

■Birdman <7063>  1,780円  +209 円 (+13.3%)  11:30現在

Birdman<7063>が大幅高となっている。同社は15日取引終了後に、エンターテインメント事業に特化した子会社「Entertainment Next」を7月1日にも設立すると発表しており、今後の展開などが期待されているようだ。子会社の設立は、既存のEX(エンターテインメント・トランスフォーメーション)事業をより強化するとともに、国内に限定せず海外を含めたアーティストと新たなエンターテインメントのかたちを創出し、会社としてMX(マーケティング・トランスフォーメーション)事業と両輪で更なる成長を目指すことが目的。7月1日以降、グロースパートナーシップ契約を締結した日韓中出身のメンバーで構成される韓国発の多国籍アーティストグループ「BLANK2Y(ブランキー)」が所属し、日本でのタレント活動のプロデュース業務やライブ、コンサート、イベントの企画・運営・広告業務、5D LIVEなどを推進するとしている。

■タカノ <7885>  769円  +58 円 (+8.2%)  11:30現在

タカノ<7885>が急伸。同社は15日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。営業損益の見通しを従来の5億5000万円の黒字から10億5000万円の黒字(前の期は9700万円の赤字)に引き上げたことなどが好感されているようだ。売上高の見通しも従来の219億円から225億円(前の期比12.2%増)に上方修正。個室空間製品やオフィス用イスの販売が好調なほか、利益面では合理化の推進が寄与するとしている。また、期末に創業80周年の記念配2円を実施すると発表。これにより、期末一括配当は普通配14円とあわせて16円(前の期は8円)となる。

●ストップ高銘柄

ジーネクスト <4179>  514円  +80 円 (+18.4%) ストップ高   11:30現在

グッドライフカンパニー <2970>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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