ユーグレナが反発、ユーグレナの抽出物の摂取で肺がんの増殖抑制を示唆と発表
ユーグレナ<2931>は反発。21日の取引終了後、米カンザス州立大学の田村正明教授との共同研究で、微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)粉末の抽出物の摂取によるマウスの肺がんの増殖抑制は、腸内細菌叢(そう)(腸内フローラ)の変化が関与していることを示唆する研究結果を確認したと発表しており、ユーグレナの需要拡大につながるとの期待から買いが入っている。
腸内細菌の集団である腸内細菌叢は、免疫系の発達及び訓練、機能に不可欠とされている。今回の実験では、ユーグレナの抽出物を摂取させたマウスの糞便を別のマウスに移植することで、ユーグレナ抽出物を摂取していた場合と同程度まで肺がんの腫瘍重量が抑制され、ユーグレナ抽出物による肺がんの腫瘍重量の抑制は、抗生物質により腸内細菌叢を除外することで見られなくなったという。