【↓】日経平均 大引け｜ 4日ぶり反落、米株安を警戒し利益確定売りが優勢 (4月22日)
始値 27197.80
高値 27205.83(09:00)
安値 26904.38(09:50)
大引け 27105.26(前日比 -447.80 、 -1.63％ )
売買高 9億7940万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆3877億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は447円安と4日ぶり反落、一時2万7000円を割る
２．米長期金利の上昇で前日のNYダウが大幅安となったことを警戒
３．前日までの3日間で日経平均は700円超上昇し利益確定売りも
４．レーザーテクや東エレクなどの値がさ半導体関連は軟調に推移
５．第一生命ＨＤやＴ＆Ｄなど生命保険株は米金利上昇を受け逆行高
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比368ドル安と3日ぶりに反落した。朝高もFRBによる金融引き締めへの警戒感で売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反落。米株式市場の下落が警戒されたほか、東京市場も前日までの上昇で利益確定売りが膨らんだ。
日経平均は大幅安。一時600円を超す下げ幅となり、2万7000円割れに下落する場面があった。前日の米株式市場では、米長期金利の上昇などが警戒されNYダウは3日ぶりに反落した。これを受けた、東京市場でも、米株安が嫌気されたほか、前日までの3日間で日経平均は750円強上昇していたことから利益確定売りが膨らんだ。週末要因に加え、決算発表シーズンを迎えたことで有力企業の業績を確かめたいとの見方から、売買を手控える動きも出ていた。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連の値がさハイテク株が安く、ソフトバンクグループ<9984>が軟調。日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>といった海運株も値を下げた。前日に決算を発表した日本電産<6594>は買い一巡後に値を消した。住友金属鉱山<5713>やＩＮＰＥＸ<1605>といった資源エネルギー株も軟調に推移した。
半面、東芝<6502>やディスコ<6146>が高く、塩野義製薬<4507>や三菱重工業<7011>が値を上げた。第一生命ホールディングス<8750>やＴ＆Ｄホールディングス<8795>など生保株も買われた。日本航空<9201>やＡＮＡホールディングス<9202>もしっかり。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は塩野義 <4507>、東京海上 <8766>、ＫＤＤＩ <9433>、ＭＳ＆ＡＤ <8725>、キリンＨＤ <2503>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約5円。うち3円は塩野義1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、ＳＢＧ <9984>、リクルート <6098>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約180円。
東証33業種のうち上昇は保険業、空運業、陸運業の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)食料品、(2)電気・ガス業、(3)パルプ・紙、(4)倉庫運輸関連、(5)医薬品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)非鉄金属、(2)鉱業、(3)海運業、(4)サービス業、(5)鉄鋼。
■個別材料株
△エルテス <3967> [東証Ｇ]
ラック <3857> [東証Ｓ]と資本･業務提携。
△日理化 <4406> [東証Ｓ]
通期営業利益4.2倍に上方修正。
△ディスコ <6146> [東証Ｐ]
22年3月期営業7割増益で大幅増配も好感。
△ＯＫＫ <6205> [東証Ｓ]
日電産 <6594> [東証Ｐ]とのシナジー創出で今期業績急拡大へ
△イーグル工 <6486> [東証Ｐ]
22年3月期業績は計画上振れで着地。
△東芝 <6502> [東証Ｐ]
非公開化含む戦略的選択肢を募集。
△コスモス <6772> [東証Ｓ]
22年3月期経常利益は18年ぶり過去最高更新見通し。
△西松屋チェ <7545> [東証Ｐ]
4月既存店売上高が4ヵ月連続前年を上回る。
△日立物流 <9086> [東証Ｐ]
「日立が同社株の売却方針を固めた」との報道。
△ブティックス <9272> [東証Ｇ]
22年3月期業績は計画上振れ。
▼神戸物産 <3038> [東証Ｐ]
3月単体営業利益5.5％増も想定内。
▼メディアＬ <6659> [東証Ｓ]
東証が信用取引に関する臨時措置を実施。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日立物流 <9086>、(2)アイケイ <2722>、(3)西松屋チェ <7545>、(4)東芝 <6502>、(5)イーグル工 <6486>、(6)オーイズミ <6428>、(7)ディスコ <6146>、(8)Ｔ＆Ｇニーズ <4331>、(9)東テク <9960>、(10)ＳＧＨＤ <9143>。
値下がり率上位10傑は(1)戸田工 <4100>、(2)テスＨＤ <5074>、(3)フィルＣ <3267>、(4)イーレックス <9517>、(5)神戸物産 <3038>、(6)モバファク <3912>、(7)メドピア <6095>、(8)ブラス <2424>、(9)マネフォ <3994>、(10)マイネット <3928>。
【大引け】
日経平均は前日比447.80円(1.63％)安の2万7105.26円。ＴＯＰＩＸは前日比22.85(1.19％)安の1905.15。出来高は概算で9億7940万株。東証プライムの値上がり銘柄数は263、値下がり銘柄数は1536となった。東証マザーズ指数は703.01(19.32ポイント安)。
［2022年4月22日］
株探ニュース